「カブス 8―7 フィリーズ」(23日、リグレー・フィールド)
カブスの鈴木誠也が、本拠地リグレー・フィールドを揺らした。フィリーズ戦に「4番・右翼」で先発すると、6-6同点の8回先頭で勝ち越しの3号ソロ。これで3試合連続ホームランという“熱すぎる上げ方”を見せ、スタンドからは割れんばかりの喝采が送られた。鈴木誠也吠えた3戦連発! 8回勝ち越しソロで本拠地喝采…153キロ速球を粉砕。この一撃は、数字以上にチームの勝ち筋を太くする意味を持っていた。

鈴木誠也、本拠地で魅せた圧巻の勝ち越し弾
シカゴ・カブスの鈴木誠也外野手が、4月23日(日本時間24日)のフィリーズ戦で3試合連続となる3号ソロホームランを放ち、本拠地リグレー・フィールドを熱狂の渦に巻き込んだ。
6-6の同点で迎えた8回表、先頭打者として打席に立った鈴木は、フィリーズの4番手ケラー投手が投じた153キロの速球を完璧に捉えた。打球は打った瞬間に確信できる当たりで、左翼スタンドへ吸い込まれていった。飛距離は393フィート(約120メートル)。この勝ち越しの一撃に、鈴木自身も一塁ベースを回ったところで雄叫びを上げ、感情を爆発させた。

WBC負傷からの復活劇
今シーズンの鈴木は、決して順風満帆なスタートではなかった。3月に行われたワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の準々決勝ベネズエラ戦で、走塁中に右ひざを負傷。負傷者リスト(IL)入りを余儀なくされ、メジャーリーグの開幕に間に合わなかった。
しかし、4月10日(日本時間11日)に戦列復帰を果たすと、徐々に調子を上げていった。そして21日(日本時間22日)に今季1号を記録すると、そこから打撃が完全に覚醒。3試合連続でホームランを放つという驚異的な爆発力を見せつけている。
4番の重責を果たす活躍
この日の鈴木は「4番・右翼」として先発出場し、4打数3安打2四球という素晴らしい成績を残した。打率も.319まで上昇させ、チームの中軸として期待通りの働きを見せている。
試合はカブスが9回に同点に追いつかれる苦しい展開となったが、延長10回にスワンソンがサヨナラタイムリーを放ち、8-7で劇的な勝利を収めた。鈴木の勝ち越しホームランがなければ、この勝利はなかったと言っても過言ではない。

まとめ:鈴木誠也の今後の活躍に期待
この一発は派手さだけではない。IL(Injured List:故障者リスト)明けの不安を振り払い、同点終盤で速球を仕留め、結果的にチームは延長で勝ち切った。主砲が“決める打席”で仕事をした試合は、次のカードにも勢いを持ち込む。
次に注目したいのは、相手が攻め方を変えてくる中で、鈴木がどれだけ選球と対応で優位を維持できるか。だが少なくとも今の鈴木は、打席でボールを待っているのではなく、試合の流れを自分で奪いにいっている。リグレーが喝采したのは、ホームランの放物線だけではなく、その姿勢そのものだった。
WBCでの負傷という逆境を乗り越え、完全復活を印象付けた鈴木誠也。153キロの速球を粉砕した一発は、彼のパワーとバットコントロールが健在であることを証明した。本拠地のファンから送られた喝采は、今後のさらなる活躍への期待の表れでもある。
カブスの4番としてチームを牽引する鈴木誠也から、今シーズンも目が離せない。

