ドジャース3―9ジャイアンツ(11日、米カリフォルニア州ロサンゼルス=ドジャースタジアム)
ドジャースの大谷翔平に、再び“長いトンネル”の気配が漂っている。大谷翔平が泥沼の50打席連続ノーアーチ…不振のトンネル再びという見出しが示す通り、ここ数試合は本塁打から遠ざかり、ファンの間でも心配の声が広がっている。

深刻な打撃不振…ついに50打席ホームランなし
現地時間5月11日(日本時間12日)、本拠地ドジャー・スタジアムで行われたジャイアンツ戦に「1番・DH」で先発出場した大谷翔平選手(31)。ファンが固唾をのんで見守る中、この日も快音は響かず4打数無安打に終わりました。
4月26日のカブス戦で第6号を放って以来、約2週間、11試合にわたってホームランが出ていません。前日時点で46打席連続ノーアーチとなっていましたが、この日の4打席を終え、ついに50打席連続ノーアーチという重苦しい数字に到達してしまいました。直近21試合でもわずか1本にとどまっており、得点圏のチャンスで凡退する場面も目立つなど、かつてないほどの不振のトンネルに迷い込んでいます。

ロバーツ監督の分析に見る「不振の原因」とは?
この打撃不振について、デーブ・ロバーツ監督は具体的な技術面のズレを指摘しています。 「速球に差し込まれている。通常なら広角に打ち返すようなベルト付近のボールに対し、わずかに遅れてボールの下を叩いているように見える」と語り、明確な「振り遅れ」が原因であると分析しました。
実際にこの日の第3打席では、チェンジアップに完全にタイミングを外され、ヘルメットが脱げ落ちるほどの豪快な空振り三振を喫しています。相手バッテリーの徹底したインコース攻めや、緩急を使った配球に対する意識が強まるあまり、打撃フォームのバランスや本来のバッティングリズムを崩してしまっている可能性が高いと言えます。
復活へのカウントダウン!試合前の特大アーチ連発
暗いニュースばかりに目が行きがちですが、明るい材料もあります。試合前の調整では、不振脱却への確かな兆しが見られました。
この日はブルペンで23球を投げ込んだ後、4日ぶりとなる屋外でのフリー打撃を敢行しました。ロバーツ監督や球団幹部が見守る中、計52スイングで17本の柵越えを披露。中には右翼席の場外へ消える特大のアーチも含まれていました。 打撃練習でのスイングを見る限り、規格外のパワーと飛距離は健在です。実戦でのタイミングのズレさえ修正できれば、いつでもホームランを量産できる状態にあります。過去にも幾度となくスランプを自らの力で乗り越えてきた大谷選手だけに、この日の特打が復調の起爆剤となることが期待されます。
盟友・佐々木朗希の粘り強いピッチング
同日の試合では、先発マウンドを佐々木朗希投手(24)が任されました。今季7度目の登板となったこの日は、先発ローテーション再編の影響で中8日と間隔が空いたマウンドでした。 結果的には6回途中3失点で降板し勝敗はつきませんでしたが、メジャーの強力打線を相手に要所を締めるピッチングを見せました。
大谷選手が再び豪快なアーチを架け、佐々木投手がマウンドで躍動し白星を挙げる。ドジャースを牽引する日本人コンビが共鳴する瞬間を、多くのファンが待ち望んでいます。大谷翔平がこの泥沼の不振をどのように脱却し、再びアーチ量産体制に入るのか、次戦からの打席にさらなる注目が集まります。

