【MLB】カブス8-3レッズ(7日、シカゴ)
カブスの今永昇太がまたしても存在感を示しました。6回6安打1失点、そして毎回の10奪三振。球数は99球で四球は今季最多タイの3つと、決して“完璧に支配した”登板ではないが、それでも、勝負どころを外さず最少失点でまとめ、結果として4勝目(2敗)を手にした点が今永らしさでしょう。

今永昇太が魅せた!粘りの6回1失点と圧巻の10奪三振
今永昇太投手は、6回を投げて6安打1失点。そしてなんといっても特筆すべきは「毎回の10奪三振」という圧巻の奪三振ショーです。これで今季の成績を4勝目(2敗)とし、メジャーでも確かな実績を積み重ねています。
この日の投球数は99球。与えた四球は今季最多タイの3つと、決して完璧な制球というわけではありませんでしたが、要所をピシャリと締める投球術が光りました。唯一の失点もソロホームランによる最少失点に抑え込んでおり、悪いなりにも試合を作るゲームメイク能力の高さが際立っています。
この4勝目は現在日本人投手の中で最多であり、カブスの球団最多タイ記録でもあります。さらに、防御率2.28は試合終了時点でナ・リーグ7位、53奪三振は同3位と、メジャー全体の投手ランキングでもトップクラスに名を連ねており、新人王候補としても注目を集めています。

絶体絶命のピンチを切り抜ける強靭なメンタルと伝家の宝刀
前回2日の登板では7回無失点の快投を見せていた今永投手。今回は中4日というハードな調整でのマウンドでした。初回は先頭打者を外角低め146キロの直球で空振り三振に切って取った後、ヒットを許すも後続を落ち着いて仕留め、無失点の立ち上がりを見せます。
二回以降もランナーを背負う苦しい場面はありましたが、後続を次々と三振に斬る粘りの投球で、相手打線に付け入るスキを与えません。
最大の山場は六回に訪れました。先頭打者に甘く入った146キロの直球を捉えられ、左中間スタンドへソロホームランを被弾します。さらに味方ショートの痛いエラーなども絡み、1死満塁という絶体絶命の大ピンチを背負ってしまいました。
しかし、ここからが今永投手の真骨頂でした。後続の2打者に対して、伝家の宝刀である「スプリット」を駆使して連続空振り三振!終わってみれば毎回の2桁奪三振という離れ業をやってのけたのです。マウンドを降りる際、地元シカゴのファンからは総立ち(スタンディングオベーション)で称賛を浴びましたが、本人は感情を表に出すことなくクールにベンチへと退きました。
カブス打線爆発!破竹の9連勝でナ・リーグ中地区首位を堅守
前日の試合で「球団17年ぶりの3試合連続サヨナラ勝ち」を決め、8連勝と一気に勢いに乗っていたカブス。チームメイトたちも今永投手の粘り強いピッチングに応えるべく、強力な援護射撃を見せました。
休養の鈴木誠也選手に代わってライトでスタメン出場したコンフォート選手(元ドジャース)が、見事な2号先制ソロホームランを放ちます。さらに四回には、打者10人を送り込む猛攻で一挙7点を奪い、試合の主導権を完全に握りました。
昨オフにカブスとマイナー契約を結び、そこから這い上がって開幕メジャー昇格を勝ち取ったコンフォート選手は、この日3打数3安打2打点と大暴れ。控え外野手という不規則な起用ながら、打率.361、OPS1.134という驚異的な数字をマークし好調を維持しています。
投打の歯車が完璧に噛み合ったカブスは、これで破竹の9連勝。ナ・リーグ中地区首位の座をガッチリと堅守しました。
まとめ
本日の試合は、彼の粘り強さと圧倒的な奪三振能力の高さが存分に発揮された一戦となりました。どんなピンチでも動じない強靭な精神力は、これからの長いレギュラーシーズンでもカブスの大きな武器となるはずです。地区優勝に向けて突き進むカブスと、今永昇太投手のさらなる快投から今後も目が離せません!
