<皐月賞>◇19日=中山◇G1◇芝2000メートル◇3歳牡牝◇出走18頭◇5着までにダービー優先出走権
牡馬クラシック第1弾・皐月賞は、1番人気ロブチェン(牡、杉山晴)が鮮やかな逃げ切り勝ち。
勝ち時計1分56秒5は昨年の記録を更新するレコードで、ホープフルSに続くG1・2勝目を手にした。主役は馬だけではない。鞍上の松山弘平騎手は先週の桜花賞に続き、G1を2週連続で制覇。まさに春のG1戦線を「流れごと」持っていくような勢いだ。

1分56秒5のレコード決着!ロブチェンが圧巻の逃げ切り勝利
2026年の牡馬クラシック第1弾・皐月賞は、1番人気のロブチェン(牡3歳、杉山晴厩舎)が見事な逃げ切りで制した。勝ち時計1分56秒5は、昨年ミュージアムマイルがマークした1分57秒0を0秒5更新するレコードタイム。前走の共同通信杯3着から巻き返し、ホープフルSに続くG1・2勝目を挙げた。

松山弘平騎手、桜花賞に続く2週連続G1制覇の快挙
鞍上の松山弘平騎手は、先週の桜花賞をスターアニスで制したばかり。今週も皐月賞を勝利し、2週連続G1制覇という離れ業を成し遂げた。皐月賞は2017年アルアイン以来、実に9年ぶり2度目の制覇となる。
レースは好スタートからロブチェンがすんなりとハナを奪う展開。松山騎手は「ハナは正直考えていなかった」と振り返るが、スタートの速さと周囲の流れを見て自然と先頭に立った。道中は淡々と自分のペースを刻み、エネルギーを温存しながらレースを主導した。
直線では2番手追走のリアライズシリウスが並びかけてきたが、ロブチェンは一度前に出られそうになりながらも差し返す勝負根性を発揮。最後は4分の3馬身差をつけて押し切った。
松山騎手はレース後、「今日の中山の馬場は前が有利だったので、枠も良かった。最後の伸びはいいものがありますし、レコードで逃げ切ったようにスタミナもある。本当に自在ですね」と絶賛。2週連続G1制覇については「自分でもびっくりなんですが、馬が頑張ってくれたおかげです」と満面の笑みを浮かべた。

2歳王者カヴァレリッツォは13着大敗、距離適性に疑問の声
一方、明暗が分かれたのがカヴァレリッツォだ。昨年の朝日杯フューチュリティS勝ち馬として注目を集めたが、好位追走から直線で失速し、まさかの13着に沈んだ。
SNS上では「残り200mまでは先団にいたのに」「直線で沈黙」など落胆の声が相次いだ。距離適性を疑問視する意見も多く、次走は2400mの日本ダービーではなく、1600mのNHKマイルCへ向かうのではという予想も広がっている。

日本ダービーへの展望
2着にはリアライズシリウス、3着にはライヒスアドラーが入った。「前で運んでなお強かった」のがロブチェンだった、という結論になる。
レコード勝ちを収めたロブチェンは、スピードとスタミナを兼ね備えた自在性が最大の武器。松山騎手との抜群のコンビネーションも光り、東京2400mの日本ダービーへ向けて視界は良好だ。
クラシックは「勝った馬が強い」だけでなく、「負けた馬の次が重要」なシリーズ。ロブチェンは“自在性”と“底力”をレコードで証明し、松山弘平騎手は桜に続き皐月賞まで制した。次の舞台で、この勢いがどこまで続くのか。春の主役争いは、早くも加速している。


