【MLB】ドジャース 8ー2 メッツ(日本時間16日・ロサンゼルス)
ドジャースの大谷翔平投手が本拠地メッツ戦で圧巻の内容を披露した。結果は6回2安打1失点、10奪三振。チームも8-2で快勝し、同一カード3連勝を飾っている。数字だけでも十分に支配的だが、今回の登板は「投手専念」という判断込みで、今後のシーズン運用を占う意味合いも大きい。

5年ぶりの投手専念で圧巻のパフォーマンス
ロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平投手が、4月15日(日本時間16日)の本拠地メッツ戦で今季2勝目を挙げた。6回を投げて10奪三振2安打1失点という圧倒的な内容で、チームの8-2快勝に大きく貢献。これでドジャースは今季3度目となる同一カード3連勝を飾った。

立ち上がりから支配的な投球
大谷は初回から全開だった。先頭のリンドーアを98マイル(約157.7キロ)の速球で空振り三振に仕留めると、3者凡退でイニングを終了。2回も3人で片付け、右拳を力強く握る場面が見られた。
3回には1死からメレンデスに左中間二塁打を許したものの、続くファム、リンドーアを2者連続空振り三振で切り抜ける冷静さを見せた。4回も3者凡退に抑え、この時点で連続イニング自責点ゼロを32回2/3に伸ばし、日本人先発投手として新記録を樹立した。

日本人先発新記録を更新
大谷が塗り替えたのは、2013年に岩隈久志(マリナーズ)と、2022年に大谷自身が記録した31回2/3という記録だ。5回に1死一、二塁からメレンデスにエンタイトル適時二塁打を浴びて快記録は途切れたが、同点は許さなかった。
6回は圧巻の3者連続空振り三振でマウンドを降りた。最終的に95球(ストライク63球)を投げ、今季初の2桁奪三振を記録。最速は100.4マイル(約161.6キロ)をマーク。本拠地のファンはスタンディングオベーションで大谷を迎えた。

死球の影響で投手専念を選択
今回、大谷が投手に専念したのはエンゼルス時代の2021年5月28日以来、実に5年ぶりのことだ。ロバーツ監督によると、13日のメッツ戦初回に右肩後方に受けた死球の影響があったという。
「肩甲骨のあたりにまだ少し痛みが残っている。今夜は一つのことに集中させようと判断した」と監督は説明。トレーニングスタッフ、投手コーチとの協議の結果であり、大谷本人も完全に理解を示したとのことだ。
ジャッキー・ロビンソン・デーでの初登板
この日は、1947年にジャッキー・ロビンソンが黒人選手として初めてメジャーデビューした功績を称える「ジャッキー・ロビンソン・デー」。全選手が背番号42を着用する特別な一日だった。大谷は2018年にも42番での登板が予定されていたが、悪天候で中止となっており、今回が初の42番登板となった。

驚異的な数字でリーグトップを独走
死球の影響を織り込みながら最適解を選び、なお支配的に勝つ。大谷の現在地と、ドジャースの“勝つための運用力”が同時に浮かび上がる一戦だった。次カード以降も、起用法とコンディションの変化が大きな注目点になる。
現在の大谷の成績は、防御率0.50、WHIP0.72、被打率.113といずれもリーグ1位。投手としての完全復活を印象づける数字が並ぶ。チームは17日からロッキーズとの敵地4連戦に臨む。二刀流の完全復活に向けて、大谷の次回登板にも注目が集まる。

