◇22日 第74回阪神大賞典(G2・阪神・芝3000メートル)
阪神芝3000mで行われた阪神大賞典は、春の天皇賞(天皇賞・春)へ直結する伝統の一戦。その中で強い存在感を放ったのが、メンバー中唯一の牝馬で6番人気だったアクアヴァーナルだ。結果は3馬身差の2着。史上初の牝馬Vには届かなかったものの、内容は「負けて強し」と言えるでしょう。

1番人気、アドマイヤテラ騎乗の武豊騎手は40年連続の重賞制覇の快挙
単勝1番人気のアドマイヤテラ(牡5、友道厩舎)が直線で悠々と突き抜けて重賞2勝目を手にした。勝ち時計は3分2秒0のレコードで勝ちました。
道中は中団のインにじっくり待機。前が入れ替わる流れをレジェンドは冷静に見つめ、テラはじっとGOサイン。 前週に誕生日を迎えたばかりの鞍上・武豊騎手(57)は、87年のデビューイヤーから40年連続のJRA重賞勝利を達成。阪神大賞典は9勝目で、自身の同一重賞最多勝記録(京都大賞典9勝)に並びました。
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史上初の牝馬制覇には届かずも、積極策で見せ場を作る
2026年の阪神大賞典(GⅡ・芝3000m)で、出走メンバー中唯一の牝馬として注目を集めたアクアヴァーナル(6番人気)が2着に健闘しました。惜しくも史上初となる牝馬による阪神大賞典制覇は叶いませんでしたが、その走りは関係者から高い評価を受けています。

好位追走から4角先頭へ 積極的な競馬で魅せる
レースでアクアヴァーナルは、スタートから好位置を確保。道中はロスなく立ち回り、4コーナーでは先頭に立つ積極的な競馬を展開しました。直線では粘りを見せましたが、勝ち馬の末脚に屈し、3馬身差の2着でゴール。
鞍上の坂井瑠星騎手は「ロスなくいいところで運べましたし、力を出し切って、本当によく頑張ってくれました」と、初重賞挑戦で奮闘した愛馬を労いました。

四位調教師が絶賛「100点の競馬だった」
管理する四位洋文調教師は、レース後に人馬の健闘を称えました。
「最高の騎乗だった。折り合いの心配もなかったし、馬込みで競馬もできた。100点の競馬だったと思うよ」
牝馬ながら3000mの長丁場を好位で追走し、折り合いも完璧。課題とされていた馬群での競馬もクリアし、陣営が描いた理想的なレース運びを実現しました。

各馬騎手コメントまとめ
今回のレースはレコード決着となる激しい展開でした。各馬の騎手コメントを紹介します。
ダノンシーマ(3着)川田将雅騎手 「3000mで現状できる精いっぱいの走りをしてくれました。いい経験になったと思います」
シュヴァリエローズ(4着)北村友一騎手 「年齢を重ねてもスイッチがちゃんと入るのはいいこと。最後までよく頑張っています」
マイネルエンペラー(5着)丹内祐次騎手 「この馬にとっては時計が速過ぎましたね」
サンライズソレイユ(6着)岩田望来騎手 「レコードが出るような展開で、速い脚がない分、仕方がなかったです」
今後の展望 天皇賞・春への挑戦は?
アクアヴァーナルは今回の好走で、長距離路線での適性を改めて証明しました。次走として天皇賞・春(GⅠ・芝3200m)への参戦も視野に入りそうです。
牝馬による長距離GⅠ制覇という夢に向けて、今後の動向から目が離せません。坂井騎手と四位調教師が築き上げたコンビネーションが、さらなる高みを目指します。

