「ロッキーズ1―7ドジャース」(17日、デンバー)
ドジャースが今季2度目の4連勝を飾り、貯金は「11」。15勝4敗という数字は、シーズンを100勝超ペースで駆け抜ける勢いを示している。注目は、目前に迫った“驚異の勝率8割”。翌18日の試合で再び到達する可能性があり、4月時点としては出来過ぎとも言える安定感だ。そんなチームの上昇気流を象徴したのが、「1番・DH」で先発した大谷翔平の復調気配と、勝負どころでの“決勝ホーム”だった。

極寒のコロラドで輝いた大谷の打棒
この日の舞台はロッキーズ本拠地クアーズ・フィールド。試合前にはグラウンドに雪が積もり、プレーボール時の気温はなんと0度という過酷なコンディションだった。しかし、大谷はそんな環境をものともしなかった。
「1番・DH」でスタメン出場した大谷は、初回の第1打席でいきなり結果を出す。ロッキーズ先発の菅野智之と対峙し、2球で追い込まれる苦しい展開。それでも低めのボールを的確に捉え、右翼線への二塁打を放った。実に14打席ぶりの安打でチャンスを演出すると、続くスミスの犠飛でホームイン。この1点が決勝点となり、チームの勝利に直結する得点を叩き出した。

菅野との相性は驚異的
さらに大谷は二回の第2打席でも追い込まれながら右前打を放ち、4試合ぶり6度目のマルチ安打を記録。菅野との通算対戦成績を5打数4安打2本塁打という圧倒的な数字に更新した。日本時代から知り合いの両者だが、メジャーの舞台では大谷が完全に菅野を攻略している形だ。
この日の活躍により、大谷は昨年8月24日のパドレス戦から続く連続試合出塁記録を「49」に伸ばした。
約8カ月にわたって毎試合出塁を続けているという事実は、彼の安定感と集中力を如実に物語っている。

ヒヤリとする場面も
一方で心配な場面もあった。第4打席、アグノスのスイーパーが足元を襲い、大谷は思わず絶叫しながら辛うじてよけた。前カードのメッツ戦では死球の影響で投打同時出場を回避した経緯があるだけに、ファンとしてはヒヤリとする瞬間だった。

チーム全体が好調を維持
この日はマンシーが今季2度目のマルチ本塁打を含む3打席連続打点をマークするなど、打線全体が活発だった。五回まで毎回得点を記録し、菅野を4回でKO。先発のグラスノーも今季最長となる7回無失点の快投を見せ、投打がかみ合った完勝だった。
15勝4敗でナ・リーグ西地区首位を独走するドジャース。100勝超えペースで白星を積み上げる中、次戦で今季2度目の勝率8割到達なるか。大谷翔平を軸とした最強軍団の快進撃から、今後も目が離せない。


