【MLB】カブス 6-8 ツインズ(日本時間21日・シカゴ)
カブスの鈴木誠也が、後半戦初アーチとなる今季16号ホームランを放ち、改めて存在感を示しました。2026年7月20日(日本時間21日)に本拠地で行われたタイガース戦で、「2番・右翼」として先発出場。8試合連続安打中と好調を維持していた中での一発は、チームにもファンにも大きなインパクトを与えるものとなりました。
この日の見せ場は3回の第2打席でした。1死一塁の場面で、相手先発ジャック・フラハティの甘く入ったフォーシームを完璧に捉え、打球は右中間スタンドへ一直線。飛距離419フィート(約127.7メートル)、打球速度105マイル(約169キロ)、打球角度31度という文句なしの豪快弾で、本拠地は大歓声に包まれました。まさに鈴木誠也らしい、力強さと技術が詰まったホームランだったといえます。

右腕フラハティを打ち砕く、右中間への特大16号
3回裏、1死一塁で迎えた第2打席でした。マウンドに立つのは、タイガースの実力派右腕ジャック・フラハティ。カウント0-1からの2球目、フラハティが投じた甘いフォーシームを鈴木選手は見逃しませんでした。
鋭いスイングから放たれた打球は、またたく間に右中間スタンドへと吸い込まれていきました。その打球データは驚異的です。
- 打球速度: 105マイル(約169キロ)
- 飛距離: 419フィート(約127.7メートル)
- 角度: 31度
力で押し込んでくる相手の速球に対し、完璧なタイミングでコンタクトした素晴らしいホームランでした。この一発は9日(同10日)のオリオールズ戦以来、7試合ぶりとなり、7月中4本目のアーチとなりました。

9試合連続安打!安定した打撃フォームと高いOPS
このホームランにより、鈴木選手は連続試合安打記録を「9」に伸ばしました。 負傷からの復帰以降、打撃の安定感は増すばかりです。試合前の時点で、83試合に出場して打率.273、15本塁打、48打点、OPS.826(※16号によりさらに上昇)というハイレベルな数字を残していましたが、後半戦に入ってもその集中力は途切れていません。
特に注目すべきは、右方向への強い打球が増えている点です。引っ張り専門にならず、広角に強い打球を打てる本来の打撃が戻ってきたことが、連続安打と長打を両立できている大きな要因と言えるでしょう。
日本人右打者初の偉業「メジャー通算100号」を経て
鈴木選手は今月1日(同2日)のパドレス戦で、メジャー通算100号本塁打(※日米通算ではなく、MLB通算および日米通算の解釈において、ここでは日本プロ野球での実績を含めた「日米通算100号」を指す)の節目を達成しています。
日本人選手による100本塁打の大台クリアは、大谷翔平選手、松井秀喜氏、イチロー氏に次ぐ4人目の快挙。そして何より、「日本人右打者としては史上初」という歴史的な金字塔となりました。
春先のWBCでの右膝負傷という不本意なスタートを克服し、メジャーの舞台で着実にスラッガーとしての地位を確立しています。
後半戦、カブスの躍進を支えるキーマンへ
現在のカブスにとって、打線の中軸を担う鈴木誠也選手の完全復活は、プレーオフ進出に向けた最大の好材料です。 2番という重要な打順を任され、出塁率と長打力を兼ね備えた「現代的強打者」として機能している鈴木選手。後半戦初の16号ホームランを皮切りに、ここからさらに本塁打量産ペースが加速することが期待されます。
大谷翔平選手に続く、日本人メジャーリーガーの長打者としての系譜を受け継ぐ鈴木誠也選手。彼の今後の打席から、一瞬たりとも目が離せません。

