ドジャース4―2フィリーズ(29日、米カリフォルニア州ロサンゼルス=ドジャースタジアム)
ドジャースが今季初の6連勝を飾り、その中心で再び存在感を放ったのが大谷翔平だ。フィリーズ戦に「1番・DH」で先発出場した大谷は、3回の第2打席で今季10号ソロを放ち、6年連続2ケタ本塁打を達成。さらに、この一打で日本人選手ではイチロー、松井秀喜に次ぐ史上3人目のメジャー通算700打点にも到達した。

イチロー、松井秀喜に並ぶメジャー通算700打点の金字塔
大谷選手に衝撃の一発が生まれたのは、2点リードで迎えた3回裏1死の第2打席でした。
マウンドに立つのは、フィリーズのエース級右腕ザック・ウィーラー投手。カウント1-0からの2球目、低めに投じられたスプリットを逃さず捉えると、打球は速度99.9マイル(約159.3キロ)でライトの敵軍ブルペンへと飛び込みました。
この一発は、以下の3つの大きな意味を持つ記念碑アーチとなりました。
- 2試合連続となる今季10号ソロ本塁打
- 渡米後6年連続の2桁本塁打達成
- 日本人メジャーリーガー史上3人目の「メジャー通算700打点」到達
イチロー氏、松井秀喜氏というレジェンドに肩を並べた大谷選手。本拠地のファンは総立ちとなり、スタジアムは興奮のるつぼへと化しました。

「完全復活」を裏付けるデータと手応え
大谷選手はこの日、本塁打以外にも5回と8回に鋭い中前打を放ち、今季4度目となる猛打賞(3安打)を記録しました。
前日の登板翌日の試合後、大谷選手は「(打撃の状態は)ちょっとずつ上がってきている。あとは角度がつけば(スタンドに)入るような打球がもっと増える。スイングスピード、打球速度ともにいい傾向」と手応えを語っていましたが、まさにその言葉通りの有言実行となりました。
試合後のインタビューでは、「素晴らしいチーム相手に初戦をとれた。(10号は)ちょっと先の方だったので入るかなーと思って見てたけど、飛んだコースがよかった。センター中心にいい感じで打てている」と謙虚に語りつつも、充実した表情を見せました。休養日を挟んだことで疲労が抜け、スイングのキレが完全に引き出されています。
レジェンドが見守る前での「空中戦」と若き左腕の快投
この日のゲームは、ドジャースの選手層の厚さと圧倒的なタレント力が光る内容でした。
バックネット裏では、昨季限りで現役引退を発表した通算223勝のレジェンド左腕、クレイトン・カーショー氏が私服で観戦。偉大な先輩が見守る中、ドジャース打線は驚異のソロ本塁打攻勢を見せます。 1回にフリーマン選手の先制8号ソロ、2回にマンシー選手、3回に大谷選手と3イニング連続で一発が飛び出すと、5回には捕手のスミス選手もソロ本塁打を放ち、効果的に加点しました。
投げては、先発の若き左腕ロブレスキ投手が圧巻のピッチングを披露。6回2死までノーヒットノーランを維持する快投を見せ、最終的に7回1安打1失点で今季7勝目をマークしました。8回には、この日が「ボブルヘッドデー(首振り人形配布日)」だった救援のベシア投手が登板し、強打者シュワバー選手を空振り三振に仕留めて雄叫びをあげるなど、ベンチの雰囲気も最高潮に達しています。
強敵フィリーズを投打で圧倒し、今季初の6連勝を飾ったドジャース。完全復活を遂げた「1番・大谷翔平」を筆頭に、最強軍団の独走態勢がここからさらに加速しそうです。

