<オークス>◇24日=東京◇G1◇芝2400メートル◇3歳牝◇出走18頭
2026年のオークスは、まさに“歴史が動いた”一戦となった。
ジュウリョクピエロ快勝!今村聖奈騎手が女性騎手としてクラシック初騎乗初制覇――このニュースは競馬ファンのみならず、多くのスポーツファンの心を揺さぶった。JRA女性騎手によるクラシック制覇、それも初騎乗での戴冠は、まさに快挙と呼ぶにふさわしい。

はじめに:競馬界に刻まれた新たな歴史
2026年のオークス(優駿牝馬)は、日本競馬史に永遠に刻まれる伝説のレースとなりました。今村聖奈騎手(22=寺島厩舎)が騎乗する5番人気のジュウリョクピエロが、並み居る強豪を退けて快勝。今村騎手自身、初めてのクラシックレースへの騎乗で初制覇という、JRA所属の女性騎手として史上初の偉業を成し遂げました。
人馬の絆が掴んだ栄冠!東京2400mの懸念を吹き飛ばす神騎乗
戦前、今村騎手にとって懸念材料とされていたのが「東京競馬場・芝2400メートル」というタフなクラシックコースでの経験不足でした。しかし、その不安を完全に払拭する見事な手綱さばきを披露します。
道中は後方でじっくりと折り合いに専念。体力を温存した状態で迎えた最後の直線、今村騎手は馬群のわずかな隙間を突くようにジュウリョクピエロを伸ばしました。最後はし烈な追い比べをクビ差で制し、悲願のゴール板を駆け抜けました。
今村騎手はレース後のインタビューで「東京の2400メートルを乗ったことがないのを心配されていましたが、彼女のことを一番分かっているのは自分だと思って乗りました」と語り、パートナーへの絶対的な信頼がこの勝利を手繰り寄せたことを明かしました。
日本人女性騎手として初のG1制覇
女性騎手によるJRA・G1制覇は、昨年のフェブラリーステークスを制したレイチェル・キング騎手(コスタノヴァ騎乗)に続く史上2例目の快挙です。日本人女性騎手に限れば、これが史上初のG1制覇、そしてもちろんクラシックレース制覇という前人未到の領域に達しました。
今村騎手にとって今回は3度目のG1挑戦。デビューから注目を集め続け、重賞勝利などの実績を積み上げてきた若き才能が、ついに最高峰の舞台でその実力を完全に証明した瞬間でした。

敗れてなお強し、2着ドリームコアとルメール騎手のスポーツマンシップ
一方で、激戦の2着となったのはC.ルメール騎手が駆るドリームコアでした。レースの4日前である5月20日に病気で急逝した萩原清調教師に捧げる、弔いの勝利まであと一歩という惜しい結果でした。
ルメール騎手は「距離が持つか分からなかったので前に行ったが、スローペースで少し掛かり、外にもたれてエネルギーをロスした」と冷静に敗因を分析。それでも全力で走り抜いた相棒を称えつつ、最後には「今日に関しては聖奈ちゃん、おめでとうでした」と、若き勝者へ温かい祝福の言葉を贈りました。

まとめ:今村聖奈とジュウリョクピエロが切り開く新時代
人馬一体の絆、そしてプレッシャーに打ち勝つ強い精神力が見せた今回のオークス。今村聖奈騎手とジュウリョクピエロのコンビは、今後の競馬界を牽引する存在としてさらなる注目を集めることは間違いありません。歴史が動いたこの瞬間を糧に、次なる大舞台でどのような走りを見せてくれるのか、ファンならずとも期待が高まります。

