大谷翔平選手がまたも歴史を刻んだ。2025年6月24日(日本時間25日)、敵地デンバーでのロッキーズ戦。「1番・指名打者」で先発出場した大谷選手は、6回の第4打席で左腕ロリソンから豪快な2ランホームランを放ち、日米通算300号本塁打を達成した。2試合連続となる27号アーチは、打球初速101.6マイル(約163.5キロ)、飛距離373フィート(約113.7メートル)、角度27度の完璧な弾道を描いた。打者天国として知られるクアーズ・フィールドで、敵地ファンも騒然となる圧巻の一発だった。

この日のホームランは圧巻でした。点差3点で迎えた6回無死一塁、左腕ロリソンの2球目フォーシームを逆方向、左翼スタンドへとはじき返す豪快な一発。打球初速は101.6マイル(約163.5キロ)、飛距離は373フィート(約113.7メートル)、打球角度は27度。打者天国とも称されるクアーズフィールドの利点を活かしつつも、彼の持ち前のパワー、柔軟なバットコントロール、そして勝負強さを存分に見せつけました。敵地はその瞬間、一気に騒然となり、力強く左翼席へ弾む打球を観客は呆然と見つめるしかありませんでした。
大谷はこの試合、初回の第1打席では惜しくも中飛、続く第2打席は左飛、第3打席は空振り三振に倒れていました。しかし、ひとたび流れを変えるきっかけを模索し続け、ここぞという場面でアーチを描いた姿は、まさに“世界の大谷翔平”と呼ぶにふさわしいものでした。
打者有利な環境であるコロラド州デンバーのクアーズフィールドでは、昨年もメジャートップの本数となる54号を放った球場です。大谷は今季もこの球場で絶好調。これまで14試合で打率.407(54打数22安打)、4本塁打、14打点、OPS1.208という圧巻の数字を残しています。高地のボールパークでもしっかりと結果を出せるのは、パワーだけでなく技術と順応力の高さがあってこそでしょう。
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今季の本塁打王争いでも、大谷翔平は2位のエウヘニオ・スアレス(ダイヤモンドバックス)に2本差をつけ堂々のトップ。さらにメジャー全体でもカル・ローリー(マリナーズ)、アーロン・ジャッジ(ヤンキース)に次ぐ3位に位置し、ペースとしてはシーズン54本以上も視野に入る成績です。
22日(日本時間23日)の本拠地ナショナルズ戦でも26号2ランを放ち、もちろん投打同時出場も果たすなど、その活躍ぶりはとどまるところを知りません。試合前時点で打率.291、26本塁打、49打点、長打率.624、OPS1.104というハイアベレージを維持し、完全無欠のスラッガーとしてメジャーリーグに君臨しています。
「大谷翔平、27号で日米通算300号 2試合連発、打者天国での豪快アーチに敵地騒然」――このタイトルさながら、まさに歴史的瞬間に満ちた一戦でした。今後も、さらなる記録更新が大いに期待されます。