【安田記念】武豊 史上最年長G1制覇!シックスペンスを勝利へ導いた代打劇の裏側とレジェンドの底力

競馬

◆第76回安田記念・G1(6月7日、東京競馬場・芝1600メートル、良)

春のマイル王決定戦として注目を集めた安田記念で、競馬界のレジェンド武豊騎手が再び歴史を動かした。 史上最年長G1制覇!急きょ騎乗が決まりながらも、見事に勝利へ導き、57歳2か月24日でのG1制覇という新記録を打ち立てた。

シックスペンスは美浦・田中博康厩舎に所属する5歳牡馬で、父は名馬キズナ。これまでスプリングS、毎日王冠、中山記念とG2戦線で実績を積み上げてきたが、G1ではあと一歩届かない競馬が続いていた。しかし今回は違った。レース前日にも美浦Wコースでラスト1ハロン12秒1、5ハロン77秒5という異例の時計を記録。陣営の強気な仕上げが、そのまま本番の結果につながった形だ。

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急遽のコンビ結成!ピンチをチャンスに変えた武豊の手腕

武豊騎手は当初、アドマイヤズームに騎乗予定でしたが、同馬の右前脚の爪の故障により出走を回避。レースわずか数日前の3日に、シックスペンスとの新コンビ結成が発表されました。

急なオファーにもかかわらず、レジェンドは動じませんでした。かつてシックスペンスに騎乗したことのあるジョッキーたちから特徴を聞き出し、元騎手であり旧知の仲である田中博康調教師と入念なミーティングを重ねてレースに臨んだのです。

「ハナ(先頭)でもいいくらいと思っていた。この馬の強いときのイメージで乗った」という武豊騎手の言葉通り、馬の能力を最大限に引き出す完璧なエスコートを披露。まさにプロフェッショナルとしての引き出しの多さが光った勝利でした。

【安田記念】シックスペンスが接戦制す、武豊騎手はJRA・G1最年長制覇「非常にうれしい」 - 競馬 : 日刊スポーツ
武豊騎手(57)騎乗のシックスペンス(牡5、田中博)が2番手から抜け出しG1初勝利を挙げた。武豊はJRA・G1最年長勝利となり、同レースはウオッカで制した20… - 日刊スポーツ新聞社のニュースサイト、ニッカンスポーツ・コム(nikkans...

 


異例中の異例!前日追い切りが証明したシックスペンスの覚醒

1着となったシックスペンス(牡5歳、父キズナ)は、これまでスプリングS、毎日王冠、中山記念とG2を3勝している実力馬でしたが、G1では5度目の挑戦で悲願の初制覇となりました。

特筆すべきは、その調整過程です。レース前日である6日、美浦のWコースで「5ハロン77秒5、しまい1ハロン12秒1」という、実質的な追い切りレベルの破格の時計をマーク。前日にこれほど強い負荷をかけるのは極めて異例の調整ですが、これが馬の闘争心に火をつけ、昨年12着からの大激走へとつながりました。

勝ちタイムは1分32秒1。2着には1番人気のガイアフォースと、7番人気のワールズエンドが同着で入る大混戦の中、シックスペンスの力強い伸び脚が際立ちました。


57歳での偉業!ウオッカ以来、17年ぶりの安田記念V

武豊騎手にとって安田記念の制覇は、1990年オグリキャップ、1995年ハートレイク、2009年ウオッカに続く4勝目。これは川田将雅騎手と並ぶレース最多タイ記録です。あの伝説の名牝ウオッカ以来となる安田記念Vに、ファンからは大きな歓声が上がりました。

田中博康調教師とは騎手時代から親交が深く、「一緒に勝てたらいいね」という約束を最高の舞台で実現させた格好です。

今回のJRA・G1通算85勝目の達成は、まさに「武豊ここにあり」を世界に知らしめる結果となりました。年齢を感じさせないスマートな手綱捌きと、勝利への執念。シックスペンスという新たな相棒を得て、レジェンドの挑戦はこれからも続いていきます。

シックスペンス - Sixpence - 競走馬データベース | 競馬ラボ
シックスペンス(2021年04月17日生まれ、牡馬、父キズナ、母フィンレイズラッキーチャーム)競走成績、馬主、調教師、血統といった基本データはもちろん、競馬場・距離・馬場状態・枠順別の成績、次走情報など予想に使えるデータを無料で公開中!

 

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