【MLB】ドジャース 8ー3 アストロズ(日本時間5日・ヒューストン)
ドジャースの山本由伸投手が、強打のアストロズ打線を相手に粘り強い投球を見せました。
4日(日本時間5日)、敵地で行われたアストロズ戦に先発登板しました。前日時点でメジャー3位のチームOPSを誇る強力アストロズ打線を相手に、序盤のピンチを乗り越えて試合を作った投球術は、まさに真のエースと呼ぶにふさわしい内容です。防御率を3.09としたこの日のピッチングについて、詳細なハイライトと今後の展望を解説します。

初回のピンチから見事に立ち直る!これぞエースの修正力
試合は初回、ドジャース打線から1点の援護をもらってマウンドに上がった山本投手でしたが、立ち上がりは苦しい展開となりました。 1死から強打者アルバレスに右前打を許すと、続くウォーカーには四球を与えてピンチを招きます。ここでアルトゥーベに痛撃となる右前打を浴びて同点に追いつかれ、さらに続く打席での暴投により、あっさりと勝ち越しを許してしまいました。
メジャーの洗礼とも言える厳しい初回でしたが、ここから一気に崩れないのが山本由伸が「エース」と呼ばれる所以です。失点後も冷静さを失わず、見事なギアチェンジでその後のイニングを立て直していくことになります。

OPSメジャー3位の強力アストロズ打線を封じる8奪三振の快投
初回の試練を乗り越えた山本投手は、2回を完璧な3者凡退に抑えて本来のピッチングを取り戻します。 3回には1死から再びアルバレスに安打を許すものの、続くパレデスを冷静に併殺打に打ち取り、相手のチャンスの芽を摘み取りました。4回も圧巻の3者凡退に抑え込み、強力打線に的を絞らせません。
5回にはコールにソロ本塁打を被弾し、マウンド上で頭を抱えて悔しがる場面も見られましたが、引きずることはなく6回をきっちりとゼロに抑えてマウンドを降りました。 前日時点でメジャー3位となるOPS.788を誇る超強力なアストロズ打線を相手に、終わってみれば8つの三振を奪う快投を演じ、そのポテンシャルの高さを証明しました。

安定感抜群!メジャートップタイのQS達成
この日の山本投手の投球内容は、6回を投げて球数95球、うちストライクが65球。5安打1四球3失点、8奪三振という堂々たる成績でした。ストレートの最速は97.7マイル(約157.2キロ)を計測し、威力十分のボールでメジャーの強打者たちをねじ伏せました。
先発投手としての優秀さの指標となるQS「クオリティスタート(6イニング以上を投げて自責点3以下)」は、今季7度目の登板で早くも6度目の達成となります。これは、ブレーブスのクリス・セール投手、ヤンキースのマックス・フリード投手といったメジャーを代表するエースたちに並び、メジャートップタイの回数です。ルーキーイヤーでありながら、リーグ屈指の安定感を誇っていることが数字からもはっきりとわかります。
頼もしいドジャース打線の大量援護と大谷翔平の現在地
山本の登板試合では打線が沈黙することが多いドジャースでしたが、この日は違いました。序盤から打線が爆発し、強力な大量援護で山本投手のピッチングを力強く後押ししました。
一方で、日本のファンが注目する「1番・指名打者」で先発出場した大谷翔平選手は、2つの四球を選んで出塁し1打点を挙げたものの、3打数無安打に終わりました。これで連続無安打記録は自己ワーストとなる23打席まで伸びており、少しバットが湿っている状態です。しかし、大谷選手の実力を考えれば、ここから復調の兆しを見せてくれることは間違いありません。

まとめ:真骨頂を見せた見事なピッチング
今回の試合は、序盤のピンチや強力打線のプレッシャーを跳ね返し、見事に結果を出した試合となりました。山本由伸、6回3失点で3勝目という結果は、彼の並外れた修正力と精神力を物語っています。
メジャートップタイのQSを誇るその抜群の安定感は、ドジャースの地区優勝、そしてワールドシリーズ制覇に向けて欠かせないピースとなっています。今後の登板でも、さらに進化を続ける山本由伸投手のピッチングから目が離せません。

