日本時間14日、MLBのナ・リーグMVP（最優秀選手賞）が発表され、ロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平選手（31）が見事受賞しました。大谷選手が3年連続MVPを受賞したことは、ドジャース史上初の連続受賞となり、メジャーリーグ全体でも歴史的な快挙となっています。
満票での受賞は大谷翔平ただ一人の快挙
最も注目すべき点は、大谷選手が全米野球記者協会（BBWAA）の投票で「満票」を獲得したということです。投票権を持つ30人全員が1位票を投じるという、これ以上ない信頼の現れです。今年も含め、大谷選手の4度すべてのMVP受賞が満票だったというのは、メジャー史上類を見ない快挙。このような受賞は大谷翔平選手ただ一人にしか成し遂げられていません。
連続受賞でバリー・ボンズ氏に次ぐ歴史的記録
3年連続MVP受賞について、バリー・ボンズ氏は4年連続（2001～2004年）での受賞経験がありますが、3年連続受賞は大谷選手がボンズ氏に次ぐ史上2人目となりました。さらに通算4度のMVP受賞は、ボンズ氏の最多7度に次ぎ、メジャーリーグ歴代単独2位という輝かしい成績です。
ドジャース移籍後も圧倒的な活躍
世界が認めた二刀流スーパースター
大谷翔平は、日本はもちろん、今やメジャーリーグにおいても比類なき存在。ピッチャーとしてもバッターとしてもチームを牽引し、その能力はベーブ・ルースの再来と称されるほど。2024年にはドジャースへ移籍し、その期待に見事に応える活躍を見せました。
2024年シーズン、大谷選手は158試合に出場し、打率.282、自己最多となる55本塁打、102打点、20盗塁をマーク。さらに驚くべきは、6月に「二刀流復帰」を果たし、投手としても14試合に先発登板し1勝1敗、防御率2.87、62奪三振を記録したことです。
特筆すべきは、メジャー史上初となる「50本塁打ー50奪三振」を達成したという点。昨季の「50本塁打ー50盗塁」に続く歴史的な記録です。
プレーオフでも異次元の活躍
MVPの対象はレギュラーシーズンのみですが、プレーオフでも大谷選手は投打の二刀流で圧倒的な活躍を見せました。優勝決定シリーズ第4戦では、復帰後最長となる6回を投げ2安打無失点、10奪三振を記録。打者としても1試合で特大弾3発という異次元の成績を残しています。
まとめ
大谷翔平選手の3年連続MVP受賞は、単なる個人的な栄誉にとどまりません。ドジャース史上初の連続受賞であり、メジャーリーグ全体でも歴史を塗り替える快挙なのです。ワールドシリーズ連覇を達成したドジャースの中心選手として、投打両面で圧倒的な活躍を見せた大谷選手の2025年シーズンは、野球史に永遠に刻まれることになるでしょう。
偉業を重ねる大谷翔平ですが、本人は「ワールドシリーズ優勝が一番嬉しい」とコメント。2025年以降もドジャースの主軸として更なる記録更新が期待されます。
大谷翔平、3年連続MVP！ドジャース史上初の連続受賞はMLB史に残る快挙。二刀流で世界に新たな歴史を刻む大谷翔平から目が離せません。今後も彼の活躍に注目しましょう！
