ロサンゼルス・ドジャースが、カブスからFA市場に出た今永昇太投手(32)への獲得に強い関心を示しているという。米スポーツ専門メディア「TWSN」の報道によれば、ワールドシリーズ連覇を成し遂げた王者は、先発ローテーション強化に向けて「勝てる左腕」として知られる日本人投手に照準を定めているようだ。

カブスが今永との契約を見送った理由
カブスは今オフ、今永との契約更新を見送った。2024年に4年契約を結んだものの、投球内容と来季からの年俸上昇幅を天秤にかけた「苦渋の選択」だったと考えられている。この決定により、今永はメジャー2年目のオフにしてFA市場へ出ることになり、即座に多くの球団の注目を集める運びとなった。
ドジャースが必要とする先発投手
2025年シーズンの頂点に立ったドジャースだが、先発陣には課題が残る。レジェンド・クレイトン・カーショー投手の引退により、ローテーションに空白が生まれたのだ。現在のエース候補には山本由伸投手、大谷翔平投手、タイラー・グラスノー投手らが名を連ねるものの、今季は故障者続出で自転車操業を強いられた。王者がシーズンを支配するためには、「もう一枚の切り札」が不可欠なのである。
ドジャースFA補強:資金力とジャパニーズドリーム
ドジャースはこれまでにも大谷翔平、山本由伸、佐々木朗希といった日本人スター選手を積極的に獲得してきました。TWSNは「ドジャースは資金に糸目をつけず、トップFA投手に再び巨額を投じるだろう」と分析。その筆頭候補に今永昇太の名前を挙げている。
西海岸移籍の現実味
注目すべきは、今永がシカゴ行きの際に地理的条件を問わなかったという点だ。この実績から見ると、西海岸への移籍も十分あり得るということになる。ドジャースの潤沢な資金力と勝利への執念を考えれば、大谷、山本、佐々木朗希に続く「4人目の日本人投手」という構図も現実味を帯びてきている。
今永の去就は、MLB全体で見ても今オフ最大の焦点へと急速にシフトしつつある。
まとめ
「ドジャースがカブスFAの今永昇太に触手か…」というニュースは、今季のメジャーリーグに新たなドラマを生み出しつつあります。日本人選手の実力と人気、そしてドジャースの資金力と勝利への情熱が交錯する今オフ。今永昇太がドジャースに加わることで、先発陣の穴を見事に埋めるだけでなく、さらなる黄金時代の象徴的存在となるかもしれません。

今永昇太(ロイター)
今永昇太投手の今後の去就から目が離せません。

