ドジャース6―3ジャイアンツ(19日、米カリフォルニア州ロサンゼルス=ドジャースタジアム)
大谷翔平選手が、2025年9月19日(日本時間20日)の本拠地ジャイアンツ戦で、2試合ぶりの本塁打となる52号逆転3ランを放ちました!本塁打王争いを繰り広げるカイル・シュワバー選手との差を縮める劇的な一発は、今季限りで引退を表明したクレイトン・カーショー投手の本拠地最終登板を勝利で飾るメモリアルなアーチとなりました。

52号逆転3ランでカーショーに勝利をプレゼント!
1点を追う5回裏、二死一、三塁のチャンスで打席に立った大谷選手。カウント2-2からの10球目、元サイ・ヤング賞左腕レイ投手の95.5マイル(約153.7キロ)の速球を完璧に捉え、左翼ポール際へ叩き込みました。打った瞬間それとわかる豪快な一振りは、劣勢ムードを一掃する値千金の逆転3ラン。この試合、大谷選手への配球は全10球中10球が直球という徹底した攻めでしたが、最後の最後にその速球を捉え、見事な結果を残しました。
この本塁打は、前日に引退を発表したドジャース一筋18年、通算222勝を誇るカーショー投手への最高の贈り物となりました。カーショー投手はこの日、5回途中2失点で降板。このままでは敗戦投手となるところでしたが、大谷選手の逆転3ランで負けが消え、本拠地最終登板を笑顔で締めくくることができました。大谷選手は以前、カーショー投手の登板日に集中する姿勢や長年素晴らしい成績を残し続けることを尊敬していると語っており、憧れの存在のラストゲームに花を添える劇的なアーチとなりました。
大谷翔平とハグするカーショー(ロイター)
本塁打王争いも佳境!ラストスパートへ!
この52号で、大谷選手は本塁打王を争うシュワバー選手との差を再び1本差に縮めました。レギュラーシーズンも残りわずかとなり、本塁打王争いもいよいよ佳境。直近4試合で3本塁打と量産態勢に入っている大谷選手の勢いは、まさに驚異的です。チームも地区優勝へマジック「5」、ポストシーズン進出マジック「1」と王手をかけており、大谷選手の活躍がチームの勝利に直結しています。
圧巻のパフォーマンスで歴史に名を刻む
今季、二刀流として前人未到の領域を突き進む大谷選手。52本塁打は、チーム153試合目での達成であり、55.1本ペースという驚異的な数字です。昨季の自己最多本塁打数である54本塁打まであと2本と迫っており、記録更新への期待も高まります。
最後まで目の離せない大谷選手の活躍から、今後も目が離せません!