2025年大阪・関西万博が遂に開幕しました。しかし、待ちに待ったこの日、5カ国の海外パビリオンが開幕日に間に合わないという事態が発生しました。インド、チリ、ネパール、ベトナム、ブルネイが開館を見送った背景には、未完了の外装と内装の工事がありました。この予期せぬニュースに、訪問客の期待を裏切る結果となりました。
会場の混雑具合は想像以上で、入場を待つ人々であふれかえり、一部の来場者は2時間半もの長時間を待たなければなりませんでした。特に家族連れの中には、雨風にさらされ「帰りたい」と泣き出す子供たちも。この混雑により、携帯電話もつながりにくく、電子チケットの表示トラブルも発生したため、入場はさらに困難を極めました。
それでは、なぜこれらのパビリオンが開幕に間に合わなかったのでしょうか。まず、ネパールのパビリオンは、デザイン性の高い「タイプA」であり、それ自体が注目の対象でした。しかし、建設には自国の技術を大いに活かしていることから、その複雑な作業が完了に至らなかった模様です。一方、インドのパビリオンは「タイプX」で、日本側が基礎部分の建設を代行していますが、基礎までの準備が整わないまま開幕日を迎えてしまいました。
さらに、チリとベトナムのパビリオンは「タイプB」で、大まかな構造がシンプルなものの、開館に必須の設備がまだ整っていないようです。そしてブルネイに関しては「タイプC」形式の共同館への出展予定で、複数国のブースでの調整不足が原因と考えられます。このように、それぞれ異なる要因が重なって、開幕日に間に合わなかったのです。
また、ポーランド、クウェート、トルクメニスタンの3カ国も開幕日に閉館を決定。これらのパビリオンは、式典開催のために開館を見送ることになりました。このような複数の要因が重なり、多くの来場者が満足のいく体験を得ることができなかったことは非常に残念です。
大阪・関西万博の主催者にとって、開幕日の混乱は今後の運営における教訓となるでしょう。今後は、施設の準備状況や混雑を見越した交通手段の確保など、万全の対策が求められます。各パビリオンが無事に開館し、日本のみならず世界中の訪問者が一体となって楽しめる博覧会となることを期待したいです。大阪・関西万博の今後の進行がどのように展開されるのか、注目が集まっています。
