MLBオリオールズの菅野智之投手(35)が、現地7月31日(日本時間8月1日)のトレード期限日を迎え、ついに「トレードされずオリオールズ残留へ」となったことが米複数メディアで報じられました。今季からオリオールズでのプレーをスタートさせた菅野投手は、これまでに20試合登板、8勝5敗、防御率4.38という安定した成績をマーク。優勝候補と目されたチームの先発ローテーションの一角として期待されてきましたが、シーズンは思わぬ苦戦。現在ア・リーグ東地区最下位に沈んでおり、シーズン途中にはハイド前監督が解任されるなど、波乱の展開が続いています。
こうしたチーム状況もあり、1年契約の菅野智之投手はトレード市場で最も有力な名前として挙がっていました。しかし、蓋を開けてみれば、同日のトレード最終日で動いたのはライアン・オハーン内野手とラモン・ロレアノ外野手のパドレスへの放出のみ。菅野投手は「トレードされずオリオールズ残留」という形で、今後もチームのマウンドを守ることになりました。
この決定の背景には、菅野投手がシーズンを通じて安定感と経験をチームにもたらしていることが大きいでしょう。現状のローテーション事情や若手投手陣の経験不足を考えれば、今後の戦力維持やチーム立て直しのためにも、菅野智之の存在は不可欠です。また、実績あるベテラン投手がロッカールームにいることで、若手選手たちの成長やメンタル面のサポートも期待できます。
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現時点でオリオールズがプレーオフ進出を現実的に狙うのは容易ではありませんが、菅野投手の残留はチーム再建への希望の光とも言えます。今季の残り試合で彼がどのようなパフォーマンスを見せるのか、またオフに向けてどのような動きが出てくるのか、今後も目が離せません。ファンとしては、引き続き菅野智之投手の活躍とオリオールズの立て直しに期待したいところです。
この夏のトレードデッドラインを巡るドラマは一旦幕を下ろしましたが、「菅野智之はトレードされずオリオールズ残留へ」となった今、チームと共に再起を目指す菅野投手の一球一球に熱い視線を送り続けましょう。