オリオールズ 5-3 マリナーズ <現地時間8月14日 オリオールパーク・アット・カムデンヤーズ>
ボルティモア・オリオールズの菅野智之投手が快挙を成し遂げました!2025年シーズン、メジャー1年目の菅野投手がついに10勝目をマークし、日本人ルーキーとして史上10人目のシーズン2桁勝利達成者となりました。今回は、その記念すべき試合の詳細、そして35歳ルーキーとして挑み続ける菅野投手の熱い軌跡を振り返ります。

■白熱のマリナーズ戦で手にした記念すべき10勝目
7月中旬、本拠地で行われたマリナーズ3連戦の2戦目。菅野投手は先発のマウンドに上がり、6回途中1失点という見事なピッチングを披露。試合序盤こそ苦しむ場面もありましたが、持ち前の制球力と、要所での気迫あふれるストレート・シンカーでピンチを切り抜け、チームの勝利に大きく貢献しました。
特に中盤4回表には、二死から強打者スアレスを自己最速となる94.7マイル(約152.4キロ)のシンカーで仕留めるなど圧巻の投球を披露。オリオールズ打線も4回裏に3点を先制し、菅野投手を強力にバックアップしました。
■記念すべき10勝目を支えた要因
この日、菅野投手は81球で3被安打、2四死球、2奪三振という内容。試合は5回裏から強い雨に見舞われ、6回表一死から約2時間20分の中断というアクシデントにも見舞われましたが、中断までをエースらしいテンポでまとめあげ、無事に勝利投手の権利を手にしました。
再開直後にリリーフのガルシアが2ランを浴び不運にも1失点が記録されましたが、菅野投手の好投で流れをつかんだオリオールズはそのままリードを守り切り、シリーズ勝ち越しを決めました。
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■35歳ルーキーが見せる圧巻の適応力
菅野智之投手は、NPB(日本プロ野球)で数々の実績を誇るものの、まさかの35歳でのメジャー挑戦。しかし、開幕からここまで23試合に登板し、10勝5敗、防御率4.13という安定した成績を残しています。
菅野投手が日本人ルーキーとしてシーズン2桁勝利を挙げたのは、昨シーズンの今永昇太(カブス)以来の快挙。過去には野茂英雄、ダルビッシュ有、大谷翔平など名だたる投手がその名を連ねてきた、まさに“名誉ある記録”を、その存在感で堂々と手にしました。
■新たな歴史の扉を開いた菅野智之
チーム最多となる10勝目、そして日本人ルーキー史上10人目という称号――。この偉業は、菅野投手の努力、適応力、そして日本球界で培った経験の賜物と言えます。今後もオリオールズの優勝争いに欠かせない存在として、菅野投手からますます目が離せません。
メジャーの舞台で輝きを放つベテランルーキー菅野智之の活躍に、今後も要注目です!