2025年6月22日に東京競馬場で開催される府中牝馬ステークス(GIII・芝1800m)は、今年から時期と条件が大きく変わり、秋のエリザベス女王杯前哨戦から、6月の東京での実施となりました。この新しい条件のもと、「府中牝馬S予想」をキーワードに、過去の傾向とデータから注目馬や危険な人気馬まで詳しく考察していきます。

好走馬の共通点:先行力と血統
データ分析の結果、好走馬には共通点が見られました。それは「先行力」と「血統」です。
先行有利の傾向: 過去10レースにおいて、4コーナー10番手以内に位置していた馬が圧倒的に優勢。9勝、2着8回、3着10回と好走の大部分を占めています。東京競馬場の長い直線は追い込みも有効と思われがちですが、データ上は先行馬が有利と言えるでしょう。
サンデーサイレンス系が好相性: 父サンデーサイレンス系の馬が5勝、2着6回、3着6回と抜群の成績を残しています。東京競馬場の芝1800mは瞬発力が求められるコースであり、サンデーサイレンス系のスピード能力が遺憾なく発揮される舞台と言えるでしょう。
これらのデータは、今年の府中牝馬S予想においても重要なファクターとなるはずです。
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セキトバイースト(画像は競馬ラボより引用)
データ分析に基づき、上位人気が予想される馬の中で、不安要素を持つ馬を見つけました。それはセキトバイーストです。
セキトバイーストは「父ノーザンダンサー系で前走6番人気以下」という条件に該当します。
この条件に合致した馬は過去10レースで[0-0-0-8]と複勝率0%という厳しい結果を残しています。
父ノーザンダンサー系は、東京芝1800mにおいてサンデーサイレンス系に比べて苦戦傾向にあります。過去に好走したノーザンダンサー系の馬は、前走で5番人気以内と高い支持を集めていた実力馬のみ。セキトバイーストの前走は8番人気での勝利であり、このデータからは軽視すべき要素と言えます。
さらに、セキトバイーストの重賞での好走は、いずれも道悪でのもの。前走の都大路Sも不良馬場での快勝でした。今週末の東京競馬場は良馬場が予想されるため、馬場状態もマイナスに働く可能性があります。
前走の快勝で上位人気が予想されるセキトバイーストですが、データ分析からは過信禁物。冷静な判断が必要です。
■まとめ
今年の府中牝馬Sは、これまでになかった6月の開催、東京芝1800mの新たな舞台設定だからこそ、過去データの徹底分析が不可欠です。「前走のポジション・父系血統」という2大ポイントを押さえつつ、人気薄の父ノーザンダンサー系や不安材料を抱える馬は割り引きも考える必要があります。「府中牝馬S予想」では、セオリーどおりのデータ重視が馬券攻略の近道。ぜひ参考にして、的中を目指してください!
枠順オッズは以下の通り。(オッズは前日最終オッズ)
1枠1番 ウンブライル 54.0 石川裕紀人 34.5
2枠2番 シングザットソング 55.0 菅原明良 42.9
3枠3番 グランスラムアスク 51.0 吉田豊 66.7
3枠4番 フィールシンパシー 54.0 横山琉人 26.3
4枠5番 アスコルティアーモ 53.0 荻野極 33.0
4枠6番 エリカヴィータ 52.0 丸山元気 84.8
5枠7番 カナテープ 53.0 大野拓弥 8.9
5枠8番 ラヴェル 56.5 津村明秀 15.1
6枠9番 ミアネーロ 55.5 M.ディー 7.9
6枠10番 ウインエーデル 52.0 原優介 24.1
7枠11番 タガノエルピーダ 54.0 団野大成 8.3
7枠12番 セキトバイースト 55.5 浜中俊 11.4
8枠13番 カニキュル 52.0 戸崎圭太 2.4
8枠14番 ラヴァンダ 54.0 岩田望来 7.3