【MLB】ドジャース 4ー1 ブルージェイズ(日本時間8日・トロント)
ドジャースの山本由伸が、敵地トロントでまた一段ギアを上げた。4月7日、山本由伸が敵地・ブルージェイズ戦で7回途中6奪三振5安打1失点の好投で2勝目。スコア以上に「内容が濃い」登板で、今季の安定感を強烈に印象づけた。

初回から圧巻の3者連続三振で試合の主導権を掌握
ドジャースの山本由伸投手が4月7日(日本時間8日)、敵地トロントでのブルージェイズ戦において、7回途中6奪三振5安打1失点の好投を披露し、今季2勝目を挙げた。防御率は2.50をマークしている。
この日の山本は初回から圧巻だった。ブルージェイズの上位打線、スプリンガー、バーショ、ゲレーロJr.を3者連続三振に切って取り、試合の主導権を一気に握った。特にゲレーロJr.は現在MLB屈指の強打者であり、この打者を初回から封じ込めたことは、山本の調子の良さを如実に示していた。

12者連続アウトが光る圧倒的な投球内容
2回には先頭のサンチェスに右越え二塁打を許し、早くもピンチを迎えた。しかし山本は動じることなく、岡本和真を95.3マイル(約153.3キロ)の速球で二飛に打ち取り、無失点で切り抜けた。
ここから山本の真骨頂が発揮される。2回無死二塁のピンチを脱してから、実に12者連続アウトを奪う完璧な投球を展開。5回先頭の岡本を左飛に仕留めるなど、ブルージェイズ打線に付け入る隙を与えなかった。
6回には1死二塁からスプリンガーに右中間適時二塁打を浴び、唯一の失点を喫した。しかしその後、1死一・二塁のピンチでゲレーロJr.を三ゴロ、サンチェスを二ゴロに打ち取り、最少失点で踏ん張った。

開幕3戦連続QS達成、勝負師としてのDNAを発揮
山本は7回、岡本の右中間二塁打とクレメントのバントヒットで無死一・三塁のピンチを作ったところで降板。最終的に6回0/3を投げ、97球、6奪三振1四球、5安打1失点という内容だった。
注目すべきは、開幕から3試合連続でクオリティスタート(QS)を達成している点だ。QSとは6イニング以上を投げて自責点3以下に抑える指標であり、先発投手としての安定感を証明するものである。
ロバーツ監督は試合前、「オリンピック金メダル、WBC優勝、日本シリーズ制覇、沢村賞受賞。根っからの勝負師であり、勝つためのDNAを持っている」と山本を評していた。昨年ワールドシリーズでMVPを獲得したトロントの地で、その言葉通りの投球を見せた。

大谷翔平も先制打、42試合連続出塁でイチロー超え王手
この試合では大谷翔平も3回に先制の右翼フェンス直撃の先制適時打を放ち、1安打1打点。チームの勝利に貢献。42試合連続出塁に伸ばし、2009年イチローが持つ日本人記録に王手をかけた。ドジャースは今季初の5連勝を達成し、山本・大谷の日本人コンビがチームを牽引している。

まとめ
試合前にロバーツ監督が語った「勝つために必要なことを何でもやる男」という評価は、この登板内容そのものだった。派手さだけではなく、ピンチでの判断、テンポ、失点の仕方まで含めて“勝利に直結する投球”。次戦以降も、敵地でもブレない山本由伸の強さが、ドジャースの連勝をどこまで伸ばすのか注目したい。

