宝塚記念の枠順が確定しました。今年の第66回宝塚記念では、阪神競馬場の芝2200mを舞台に、国内外の注目馬が一堂に会します。特に注目されるのは、大阪杯の覇者、ベラジオオペラと、そのライバルであるロードデルレイの対決です。彼らの枠順がどのような影響をレースに与えるか、一緒に見ていきましょう。
まず、1枠1番に入ったのはベラジオオペラです。上村洋行厩舎所属のこの牡5歳馬は、大阪杯を連覇するなど、今シーズン絶好調を維持しています。スタート位置が内枠である1枠1番というのは、競馬戦略において非常に重要です。スムーズなスタートを切り、内側を有利に進むことで、他馬を牽制しつつ、自分のペースでレースを進められる可能性が高まります。この枠順がベラジオオペラにとってどのような影響をもたらすか、期待が高まります。
対するロードデルレイは8枠15番からの出走です。この馬は中内田充正厩舎に所属し、大阪杯では惜しくも2着でしたが、今回は初のGI制覇を狙います。8枠15番は外枠になりますが、ロードデルレイの場合、大阪杯で見せたような末脚が大きな武器であり、外からでもポジションを上げていく戦略が可能です。外枠からのスタートはリスクもありますが、そのスピードと瞬発力を活かせば、最後の直線で大外から全馬を抜き去る迫力ある走りが期待できそうです。
その他の注目馬についても触れておきましょう。5枠9番に入ったヨーホーレイクは大阪杯で3着と健闘し、7歳馬としてはまだまだ成長が期待できる存在です。また、昨年の菊花賞馬であるアーバンシックは7枠13番からの出走です。この馬もまた、直線での優れた末脚を持ち味としており、激戦が予想されるこのレースでの注目です。
前走ドバイSCで3着となったドゥレッツァは、ベラジオオペラと同じ1枠に入りましたが、2番ゲートからのスタートです。海外レースの経験を活かし、どのような戦略をとるのかにも注目が集まります。
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運命の内枠！ベラジオオペラ、1枠1番でグランプリ制覇へ王手か？
大阪杯を連覇し、目下G1戦線で最も安定したパフォーマンスを見せているベラジオオペラが、まさかの「1枠1番」を引き当てました。この枠順は、彼にとって吉と出るのか、それとも凶と出るのか。
一般的に、阪神芝2200mの内回りコースにおいて、スタートから最初のコーナーまでの距離が短いことを考えると、内枠は距離ロスなくスムーズに先行できる大きなメリットがあります。ベラジオオペラは、どんな位置からでも競馬ができる器用さ、そして何より勝負どころでの鋭い加速力が持ち味。この1枠1番は、彼の持ち味を最大限に引き出す可能性を秘めています。内ラチ沿いをロスなく回って、直線で一気に抜け出す。そんな絵が容易に想像できますね。しかし、一方で内枠には「包まれるリスク」が常に付きまといます。特に、ベラジオオペラと同じ1枠2番に入ったドゥレッツァの存在は注目です。ドゥレッツァもまた先行力のある馬。スタート直後の内ラチ沿いのポジション争いが、このレースの行方を大きく左右するかもしれません。ベラジオオペラが持ち前のスタートセンスとポジショニングの巧さで、包まれることなく自分の競馬ができるか。まさに陣営と鞍上の腕の見せ所となるでしょう。
レースの発走は6月15日、15時40分に予定されています。宝塚記念は、日本国内の多くの競馬ファンにとって待ち望まれたビッグイベントです。それぞれの馬がどのようなレース展開を見せるのか、そして激戦を制するのは誰なのか、一瞬も目が離せない戦いが繰り広げられます。ファンの皆さんも、ぜひこの大一番を見逃さずチェックしていただきたいと思います。枠順は以下の通り。
( )内は性齢、騎手・調教師
1-1 ベラジオオペラ(牡5、横山和生・上村洋行)
1-2 ドゥレッツァ(牡5、横山武史・尾関知人)
2-3 ローシャムパーク(牡6、池添謙一・田中博康)
2-4 プラダリア(牡6、高杉吏麒・池添学)
3-5 チャックネイト(セ7、D.レーン・堀宣行)
3-6 ボルドグフーシュ(牡6、内田博幸・宮本博)
4-7 ジャスティンパレス(牡6、M.ディー・杉山晴紀)
4-8 シュヴァリエローズ(牡7、北村友一・清水久詞)
5-9 ヨーホーレイク(牡7、岩田望来・友道康夫)
5-10 リビアングラス(牡5、坂井瑠星・矢作芳人)
6-11 ソールオリエンス(牡5、松山弘平・手塚貴久)
6-12 メイショウタバル(牡4、武豊・石橋守)
7-13 アーバンシック(牡4、C.ルメール・武井亮)
7-14 ジューンテイク(牡4、藤岡佑介・武英智)
8-15 ロードデルレイ(牡5、川田将雅・中内田充正)
8-16 ショウナンラプンタ(牡4、幸英明・高野友和)
8-17 レガレイラ(牝4、戸崎圭太・木村哲也)
