■MLB ドジャース 6ー3 パドレス(日本時間17日、ドジャー・スタジアム)
663日ぶりの歓喜。世界中の野球ファンが待ち望んだ瞬間が、ついに訪れた。ドジャースの大谷翔平選手が、パドレス戦で1番DH、そして先発投手として二刀流で出場。2023年8月24日以来となる、待望の二刀流復帰を果たしたのだ!その結果は、チームの3連勝という最高の形で幕を閉じた。

投手・大谷の復活――
1回28球を投げ、被安打2、奪三振0、四死球0、自責点1。最速は161km/h(100.2マイル)を記録しました。数字だけを見ると“本調子”とまではいきませんが、本人が「いいイメージを持って前進できる材料があった」と語った通り、何より大きいのは復帰後初登板をケガなく終え、常軌を逸した球速を維持していることです。
「本当にうれしい気持ち」と涙ぐましい振り返りも印象的でしたが、「いろんな方の支えがあってこそ今日復帰できた」と、支えてくれた全ての人へ感謝する姿勢が大谷選手の人間性を物語っています。
打撃でも躍動 ー 4打数2安打2打点で3連勝に貢献
打者としても大谷選手は“いつも通り”の大活躍。打率.300をキープしつつ、この日は4打数2安打2打点。今季24度目のマルチヒットを記録し、好調を維持しています。これで3試合連続のマルチヒット。チームも3連勝となり、ドジャースファンにとっても最高のムードが流れています。
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大きな重圧の中、マウンドに立つ ー 葛藤と進化
久々の登板について「野手よりは緊張した」と振り返った大谷選手。メジャーという最高峰の舞台で、打者・投手の双方で勝負し続けてきた彼ですら、やはり特別な思いがあったようです。しかし投げ終えて「次も投げられそうな雰囲気があることが一歩前進」と出来に手応えを感じており、これから二刀流として本格稼働する予感がします。
速球についても「95、96マイルが理想だったけど、試合のテンションで上がってしまった」と語りつつ、最後の打者・ボガーツ選手に対しては「リラックスして投げられた」と冷静な分析も。投打ともにハイレベルでありながら、結果に驕ることなく自分を見つめ直す姿は尊敬に値します。
支え合うチームで掴んだ勝利
「いいオフェンス、ブルペンも良かった。全員で勝ち取った勝利」と語ったように、チーム一丸となって掴み取った一戦。監督は「大谷本人が“メジャーの試合で投げる準備ができた”と伝えてきた」と語り、誰よりも自分の状態を見極めるストイックさが、復活劇を可能にしました。
新たな歴史を刻む大谷翔平
「大谷翔平663日ぶり“二刀流復帰”チームは3連勝!」――史上最高の野球選手がまた一つ伝説のページを刻みました。世界は大谷の進化から目が離せません。彼のストイックさ、チームを大切にする姿勢、そして熱いプレー。これこそが“エンターテイメント”であり、多くの野球ファンを虜にし続ける理由なのです。
これから本格化する“二刀流・大谷翔平”の新章。まだまだ歴史は続きます。