◇ナ・リーグ ドジャース8―2パドレス(2025年8月24日 サンディエゴ)
ドジャースの大谷翔平選手がまたもや野球ファンを熱狂させる活躍を見せてくれました。8月25日(日本時間)に敵地ペトコ・パークで行われたパドレス戦、大谷翔平は「1番・DH」で出場し、ドラマチックなかたちで45号ホームランを放ちました。「大谷翔平45号!リーグトップに並ぶ」というニューズが駆け巡ったのも納得の一発。その背景には試合だけでなく、敵地ファンとの心温まるやりとりもあり、SNS上は絶賛の声で溢れかえりました。

この日の大谷は4打席ノーヒットと苦しんでいましたが、見せ場は9回表に訪れます。スコアは7-2、1死走者なしで迎えた第5打席。相手は日本人左腕・松井裕樹投手。カウント1-2からの高めの速球を大谷が迷いなく振り抜くと、打球は伸びて右翼席へ一直線。4試合ぶりとなる豪快な45号ソロで、NLトップのフィリーズ・シュワーバーに並びました。この瞬間、球場はどよめき、敵地でありながらも観客もそのパフォーマンスに魅入られた様子でした。
ここで見逃せないのがホームラン後のワンシーンです。大谷はいつものようにダイヤモンドを一周してベンチに戻るのかと思いきや、なんとその足をパドレスファンのもとへ。実はこのファン、試合中に大谷へ大きな野次を飛ばしていたのです。しかし、大谷はそのファンに堂々と歩み寄り、ハイタッチを交わしました。この予想外の行動に、周囲のドジャースの仲間や指揮官デーブ・ロバーツ監督も驚きつつ、思わず笑顔になるほど。野次に真っ向から応えるのではなく、むしろユーモアと余裕で返してみせる大谷の大人の対応が光りました。
ロバーツ監督も「翔平があんなことをするとは思わなかった。あれは翔平の人間味が表れた印象的な場面だった」とコメントし、フリーマン選手も「最後にファンに一泡吹かせられて良かったね」と皮肉交じりに絶賛。SNSでも「大谷翔平45号!リーグトップに並ぶのも納得」「ライバルチームのファンまで魅了する大谷さん」「これでパドレスファンも大谷ファンになる」と、多くのファンがこのやりとりを賞賛しています。
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この試合は大谷だけでなく、先発の山本由伸投手も6回2失点の力投で今季11勝目。フリーマン選手も本塁打を放つなどドジャースは快勝し、地区首位に躍り出ました。大谷翔平の45号は単なる“記録”だけでなく、野球の楽しさや大人のスポーツマンシップ、そしてファンとの距離感の近さを改めて実感できる出来事だったと言えるでしょう。
今後も「大谷翔平45号!リーグトップに並ぶ」のその先、どんなワクワクする瞬間を見せてくれるのか、目が離せません!