「ドジャース4―3ツインズ」(23日、ロサンゼルス)
ロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平選手が、またもや歴史に名前を刻みました。現地試合で「2番・指名打者」として出場した大谷は、初回の打席で見事な5試合連続本塁打となる37号先制ソロホームランを放ち、ドジャースファンを熱狂させました。この一発は、カウント0-2と追い込まれていながらも、相手投手のカーブを完璧に捉え、逆方向である中堅左へ弾き返したもの。なんとその飛距離は134メートルという、まさに豪快弾でした。
この5試合連発本塁打は、球団にとっても歴史的快挙です。1950年のロイ・カンパネラを皮切りに、2001年ショーン・グリーン、2010年マット・ケンプ、2014〜15年エイドリアン・ゴンザレス、2015年ジョク・ピダーソン、2019年マックス・マンシーという伝説的選手たちに並び、大谷は7人目となる「球団最長タイ記録」の達成者となりました。

記録だけではありません。直近11試合で7本塁打という驚異的なペースで本塁打を量産し、大谷のバットは止まることを知りません。これによりナ・リーグの本塁打トップ争いでも単独首位に躍り出ており、ダイヤモンドバックスのスアレス選手を抜いて堂々とトップに立ちました。
前日の試合でも大谷は圧巻のパフォーマンスを披露。九回2死三塁のプレッシャーがかかる場面で、剛腕デュラン投手の161キロスプリットを左翼席へと運び、日本人選手として初めて4試合連続本塁打を記録。5点ビハインドという逆境の中での攻撃的スイングはチームに大きな喝を入れるものでした。
今季の大谷翔平は、まさにメジャーリーグの中心的存在です。「2番・指名打者」という慣れない打順での起用にも全く動じず、打席ごとの集中力と対応力の高さはベテランさえも唸らせます。特筆すべきは、どんなカウントや状況でも一発を狙える技術とメンタルの強さ。直近のホームランの多くは投手有利なカウントから生まれており、大谷の「ここ一番」の勝負強さが光ります。
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これまで、数々の記録と名勝負を積み上げてきたドジャースという名門球団。そこで日本人選手が、MLBの歴史にも残る快挙を次々と成し遂げている現状は、日本の野球ファンにとっても世界の野球ファンにとっても大きな喜びでしょう。今後も「大谷翔平、球団最長タイ5戦連発37号先制ソロ 134メートル豪快弾」というニュースが、さらにアップデートされる日も遠くないかもしれません。
大谷翔平の勢いはまだまだ止まりません。「歴史の証人」になるべく、今後もドジャースでの活躍に注目が集まります。