「オープン戦、ドジャース7-7エンゼルス」(23日、ロサンゼルス)
ドジャースのデーブ・ロバーツ監督が、オープン戦最終登板で大乱調だった佐々木朗希に対し、試合中ベンチで「私はお前を信じている。本当にそう思っている」と直接伝えた――この言葉が大きな話題になっている。結論から言えば、ロバーツ監督は佐々木の状態を深刻視しすぎず、予定通り「開幕4戦目に先発させる」方針を改めて明言した。

オープン戦最終登板で8四死球の衝撃
ドジャースの佐々木朗希投手が、オープン戦最終登板となったエンゼルス戦で大乱調に陥った。初回から制球が定まらず、1死も奪えないまま4四死球を与え、2つの押し出し四球で降板。二回から再登板するも修正できず、最終的に8四死球、5失点という厳しい結果に終わった。
開幕を目前に控えた最終調整としては、あまりにも不安を残す内容だった。

ベンチで直接伝えた指揮官の言葉
しかし、デーブ・ロバーツ監督の対応は冷静だった。試合中、ベンチで佐々木に直接こう声をかけたという。
「私はお前を信じている。本当にそう思っている」
この言葉には、百戦錬磨の指揮官ならではの深い意図が込められている。結果だけを見れば批判されても仕方ない内容だが、ロバーツ監督は選手の本質的な力を見極めていた。
開幕4戦目先発の方針は変更なし
注目すべきは、この大乱調にもかかわらず、ロバーツ監督が開幕4戦目のガーディアンズ戦での先発起用を明言したことだ。
「今夜は明らかに、ストライクを投げる感覚がまったくなかった。全ての球種に手ごたえがなかったと思う」と試合を振り返りながらも、「彼に力があることは分かっているし、これまで大事な場面でそれを見てきた」と信頼を口にした。
課題は技術かメンタルか
ロバーツ監督は今後の課題について、「打者に向かっていく姿勢をしっかり見せないといけない。カウントで後手に回ると投球は苦しくなる」と指摘。そのうえで「メカニクスの問題なのか、メンタルなのか、感情面なのか。整理して彼自身がクリアにできるようにしていく必要がある」と分析した。
新天地での環境変化、言語の壁、MLBの打者との対戦経験不足——佐々木が抱えるプレッシャーは計り知れない。だからこそ、指揮官の「信じている」という言葉が重要な意味を持つ。

信頼が生む復活への道筋
「彼自身もきょうの内容には失望していたが、僕はそこまで深刻にはとらえていない。必要な確信と自信を取り戻させること。そこに向けて私たちはサポートしていく」

ロバーツ監督のこの姿勢は、過去に多くの選手を復活させてきた手腕を彷彿とさせる。結果が出ない時こそ、選手を信じ抜く。その信頼関係が、佐々木朗希の真価を引き出す鍵となるだろう。
開幕4戦目、佐々木がどのようなピッチングを見せるのか。ロバーツ監督の「私はお前を信じている」という言葉に、佐々木がどう応えるのか。MLB挑戦の真価が問われる一戦に、世界中の野球ファンが注目している。

