◇ナ・リーグ ドジャース3―4×ロッキーズ(2025年8月18日 デンバー)
ロサンゼルス・ドジャースは日本時間の6月19日、敵地クアーズ・フィールドで最下位ロッキーズに痛恨のサヨナラ負けを喫しました。今回の試合は、大谷翔平選手の7試合ぶりとなるマルチ安打に加え、先発の山本由伸投手が7回3失点と力投する好内容でしたが、あと一歩届かず、今季ロッキーズとの対戦で初黒星という悔しい結果となりました。

「ドジャース最下位ロッキーズに痛恨サヨナラ負け」。このニュースに、多くのファンが驚きと悔しさを感じたことでしょう。ドジャースはナ・リーグ西地区で首位を快走する存在。一方、ロッキーズは今季絶不調で、同じ地区の最下位に沈んでいます。この格差から考えても、ドジャースとしては絶対に落としたくない一戦でした。
試合は序盤から緊迫した展開。大谷翔平は「1番・DH」でスタメン出場し、初回の第1打席でいきなり右前安打。2回には三塁走者をホームへ返す中前タイムリーで7試合ぶりとなるマルチ安打を達成。ここ数試合はやや調子を落としていましたが、今日の試合で本来の打撃を取り戻した印象です。第3打席でも強い打球を放ちますが、相手ショートの好守に阻まれてしまいます。第4打席は三振に倒れたものの、全体的にバットからは良い感触が伝わってきました。
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ドジャースは、6回に2-2の緊迫した場面から代打・フリーランドの右中間への適時二塁打で勝ち越し。しかし直後、山本由伸がトーバーに痛恨の同点ソロを浴び、またもや試合は振り出しに。山本は7回3失点の好投でしたが、勝ち星には手が届きませんでした。
試合が決したのは9回裏。ドジャースの3番手・ロブレスキが、1死からトーバーに二塁打を浴び、さらにT・ヘルナンデスが打球を捕り損ね一気にピンチを招きます。続くバナベルに中前タイムリーを浴び、無念のサヨナラ負け。今季ロッキーズとの対戦成績も6勝1敗となり、最下位チーム相手にまさかの敗戦となりました。
この敗戦で特に印象的だったのが、大谷翔平の珍しい怒りの表情でした。サヨナラ負けが決まると、ベンチでバッティンググローブを投げる姿が捉えられ、普段クールな大谷が感情を露わにした瞬間に、多くのファンが胸を打たれたのではないでしょうか。
なお、ドジャースはこの試合に勝ち、かつ2位パドレスが敗れれば、地区優勝マジック34点灯という大一番でした。しかし、現実は厳しく、今後も気の抜けない戦いが続きます。ここからチームがどう立て直していくか、大谷・山本ら日本人選手の活躍に引き続き注目しましょう。
今後のドジャースに期待しつつ、「ドジャース最下位ロッキーズに痛恨サヨナラ負け」の教訓を生かした、粘り強い野球を見せてほしいものです!