<ナ・リーグ・ワイルドカードシリーズ:カブス3-1パドレス>第3戦(日本時間3日)リグリーフィールド
2025年シーズンのMLBワイルドカードシリーズ第3戦で、日米の野球ファンに鮮烈な印象を与えた一戦となりました。カブスが3-1で勝利し、2勝1敗でシリーズを制しました。この試合は、日本人選手同士の激突という意味でも注目を集めていました。それが、「カブス鈴木誠也」と「パドレス・ダルビッシュ有」。同じ日本出身でも、この試合で二人の運命は大きく分かれる形となり、多くのファンの感情を揺さぶりました。

試合の転換点
試合の明暗を分けたのは2回の攻撃でした。パドレスの先発・ダルビッシュ有投手は、わずか21球で降板を余儀なくされる厳しい展開に。特に、カブスの鈴木誠也外野手の鋭い二塁打が試合の流れを大きく変えました。
パドレスの先発としてマウンドに上がったダルビッシュ有投手(39)は、カブスの攻撃に遭い、不運にも短いイニングでマウンドを降りることに。特に、「5番・右翼」で出場したカブスの鈴木誠也選手(31)が見せた鋭いバッティングが明暗を分ける要因となりました。無死一塁から内角球を巧みに捉え、左翼線へ二塁打を放つと、その後もカブス打線は一気に畳みかけ、わずか21球でダルビッシュをノックアウト。試合早々に主導権を握ったカブスは、その勢いのままリードを守り抜きました。
鈴木誠也はこのポストシーズンでヤンキース移籍後最高のパフォーマンスを見せていただけでなく、同点や勝ち越しのチャンスで高い対応力を発揮。長いMLBシーズンを経て、ここ一番で存在感を示したことで、今後の活躍にも大きな期待が寄せられています。一方のダルビッシュ有は、39歳の大ベテランでありながらも序盤から思うようなピッチングができず、今シーズンはこの試合を最後に幕を閉じることになりました。
「カブス鈴木誠也とパドレス・ダルビッシュ有、明暗分かれる」この結果には、日本の野球ファンからも賛否両論の声が上がりました。SNSには「朝からうれしいけど悲しい」「どちらかは負けてしまう」「つらい世界」といった複雑な思いが投稿され、喜びと切なさが交差する一日になりました。両チームにはそれぞれ松井裕樹投手や今永昇太投手といった日本人選手も在籍し、メジャーリーグにおける日本人選手の存在感は年々増しています。
今季のカブスは鈴木誠也と今永昇太の活躍もあり、2020年以来となるポストシーズン進出を果たしています。勢いそのままにディビジョンシリーズでも旋風を巻き起こせるか、引き続き注目が集まります。一方、パドレスは主力のダルビッシュ、松井が涙を飲む結末となりましたが、彼らの2025年シーズンの巻き返しにも期待です。
MLBの舞台で「カブス鈴木誠也とパドレス・ダルビッシュ有、明暗分かれる」構図は、日本の野球界にも刺激を与えるものであり、これもまた、メジャーリーグの醍醐味と言えるでしょう。
今後の展開からも目が離せません。