ロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平選手が、24日(日本時間25日)に自身のインスタグラムを通じて、来春3月開催のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)への出場を正式に表明しました。WBC開幕まであと100日という節目のタイミングでの電撃発表となり、野球ファンから大きな期待が集まっています。

大谷翔平、WBC出場を正式表明した経緯
大谷翔平選手は前回大会の侍ジャパンでの写真をインスタグラムに掲載し、日本語で「日本を代表して再びプレーできることを嬉しく思う」とコメントしました。今月のMVP受賞後の取材では「球団とどうなるかという連絡を待っている」と慎重な姿勢を見せていただけに、今回の正式表明は、ドジャース球団との調整が整ったことを意味しています。
ドジャース球団との調整の難しさ
ドジャース勢のWBC出場を巡っては、関係者によれば球団側が日本選手3人の出場に消極的な姿勢を示していました。しかし、大谷翔平選手自身は「選ばれれば光栄なこと」と常々述べており、出場への強い意欲を示していたのです。来季は投手としての完全復活シーズンとなることが予想される中、WBC出場による調整の難しさがともなうことは確実ですが、本人の強い決意が実現につながったようです。
23年大会での活躍が期待を呼ぶ
大谷翔平選手は2023年のWBCに初出場し、投打二刀流で大活躍を見せました。特に注目されたのが、米国との決勝戦で9回にクローザーとして登場し、エンゼルス時代の盟友マイク・トラウトを空振り三振に仕留めた場面です。この活躍により、日本は3大会ぶり3度目の優勝を達成し、大谷選手は一躍国民的英雄となりました。
来年のWBCは豪華メンバーが集結
来年のWBC出場メンバーについては、米国代表が続々と大物参戦を発表しています。ヤンキースのアーロン・ジャッジ、マリナーズのカル・ローリー、そしてサイ・ヤング賞を受賞したパイレーツのポール・スキーンズなど、大リーグを代表するスター選手たちが揃う予定です。こうした豪華メンバーが集結する中での大谷翔平選手の出場決定は、WBC大会全体の注目度をさらに高めることになるでしょう。
今後の課題と期待
大谷翔平選手、ドジャース球団、侍ジャパンの三者で話し合いながら、今後は起用を検討していくことになります。来季の完全復活に向けた調整とWBC出場をいかに両立させるかが、重要なテーマとなります。
大谷翔平選手のWBC出場正式表明により、来春のワールド・ベースボール・クラシックは、さらに大きな盛り上がりが期待される大会となることが確定しました。
