【札幌記念・1番人気の敗因】ホウオウビスケッツは直線失速で7着

競馬

[GⅡ札幌記念2025年8月17日3歳上、札幌競馬場・芝2000メートル]

2025年の札幌記念で単勝3.7倍という圧倒的な1番人気に支持されたホウオウビスケッツ(牡5)は、ファンの期待を大きく裏切る結果となりました。管理する奥村武調教師と鞍上・岩田康誠騎手にとっては、昨年ノースブリッジで同レースを制していたため、今年は連覇がかかる大きな一戦でした。

レースの流れとしては、ホウオウビスケッツはまずまずのスタートを決めると、前に行く2頭を行かせて3番手の好位をキープ。先行脚質の馬が揃い、ハイペースになるとの下馬評もありましたが、1000メートルの通過は60秒6と予想外に落ち着いたペースとなりました。このゆとりある流れの影響か、序盤のホウオウビスケッツはやや力んで走り、リズムに乗り切れない様子も伺えました。



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そして注目の直線、内でじっくり脚をためていたトップナイフに並ばれると、抵抗する力は残っておらず、そのままズルズルと後退。残り100メートルでは完全に脚が止まり、最終的には0秒8差の7着同着となりました。人気を背負いながらも直線で失速してしまった原因について、岩田康騎手は「休み明けということもあるだろうし、馬場の影響も否定できない」と敗因を分析。また「3〜4角で手応えが怪しくなり、1角過ぎで少しエキサイトしたけれど、そのあとはリラックスできた」とレースを振り返りました。

ホウオウビスケッツにとって、ハイペースを想定していた中でのスローペースや、久々の実戦、それに芝状態も決してベストコンディションとは言えなかったことが課題となりました。加えて序盤の力みや折り合いの難しさが、最後の直線での失速につながったものと分析できます。

【札幌記念・1番人気の敗因】ホウオウビスケッツは直線失速で7着――ファンの期待を大きく裏切る結果となりましたが、休み明けや馬場状態など敗因は複数重なった可能性があります。今後の立て直しに期待しましょう。

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