いよいよ日本ダービー当日！ 競馬ファンならずとも、その名を知る「日本ダービー」が東京競馬場で開催されます。 気になる今年の天気は、曇りのち晴れ、降水確率20%と、過ごしやすい一日になりそうです。前日の雨の影響が残るものの、Cコースに替わることで、馬場状態はどこまで回復するでしょうか。
過去の傾向から、良馬場なら2分24秒台前半、稍重なら2分25秒台後半の決着と予想されます。
【過去の傾向と内枠の有利性】
過去10年のダービーを見ると、1枠1番の馬が3連対と非常に好成績を収めている点も、伏兵を見つけるヒントになりそうです。近年の勝ち馬はロジャーバローズ（2019年）、エフフォーリア（2021年）など、内枠からの馬が多く、中でも内側をしっかり押さえられる馬が有利です。
今年の出走馬の中で、特に内枠を引き当てたのが３枠５番「レディネス」。この馬の狙い目は、立ち回りの巧みさと勝負根性にあります。プリンシパルステークスで内側の馬場を巧みに突いて勝利したことからも、その脚力と状況判断力の高さが伺えます。
- 内目の好枠を引き当てたアドバンテージ: レディネスは、内枠の有利さを最大限に活かせるポジションを引き当てました。これは、前述した「内枠有利」の傾向に完全に合致します。
- 立ち回りの巧さと勝負根性: プリンシパルステークスでの走りを見てください。馬場の内めをこじ開けて抜け出す姿は、まさに立ち回りの巧さと非凡な勝負根性の証です。ダービーのような大舞台では、こうした精神的な強さが最後の粘りに繋がります。
- 距離不安を払拭する内枠の恩恵: 体形的には距離がギリギリという印象を持つ方もいるかもしれません。しかし、ロスなく運べる内枠は、その距離的な懸念を大きく払拭してくれるはずです。最短距離で走れることで、スタミナを温存し、最後の直線で爆発させる余力を残すことができるでしょう。イメージとしては、昨年の覇者ダノンデサイルが近いかもしれません。彼もまた、内枠からソツなく立ち回り、見事ダービーを制覇しました。
- ダービー3勝の名手・横山典弘騎手の手腕: 鞍上には、ダービー3勝の経験を持つ大ベテラン、横山典弘騎手が座ります。彼のソツのない騎乗と冷静な判断力は、ダービーのようなタフなレースでこそ真価を発揮します。馬の能力を最大限に引き出し、勝利へと導く手腕に期待せずにはいられません。
レディネスは、決して一番人気に推されるような馬ではないかもしれません。しかし、内枠という絶好の条件、そして持ち前の立ち回りの巧さと勝負根性、さらにベテラン横山典弘騎手とのコンビネーションを考えると、人気以上の走りを見せてくれる可能性は十分にあります。まさに、波乱を巻き起こす「伏兵」としての魅力が満載です。
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【騎手とコース戦略のポイントも盲点に】
特に騎手の技術も重要な要素です。名手・横山典騎手が騎乗するダノンデサイルは、昨年の優勝時と同様にソツのない騎乗を見せることが期待されます。一方、伏兵馬には、騎手の巧みな仕掛けや駆け引きも勝負を左右するポイントです。コースの特徴を熟知した騎手の采配がうまくハマれば、実力以上のパフォーマンスを発揮できるでしょう。
内枠を活かした立ち回りと、プリンシパルSで見せた勝負根性、そしてコースの特性に適した体形と走り方にあります。もし天気や馬場の状況が予想通りの展開となれば、一気の台頭も十分に狙える好材料です。
レディネス（(C)デイリースポーツ）
日本ダービーは、実力馬同士の激闘だけでなく、伏兵馬の出現も大きな見どころです。今年は馬場状態や枠順、コース戦略を見極めながら、「気になる伏兵馬」を見つけて、テレビや現地での応援を楽しみましょう。勝負は最後の直線、伏兵馬の一閃に期待しています！ 枠順は以下の通り。オッズは前日最終オッズ。
1枠1番 リラエンブレム 57.0 浜中俊 54.6
1枠2番 ショウヘイ 57.0 C.ルメール 12.5
2枠3番 エリキング 57.0 川田将雅 14.7
2枠4番 ドラゴンブースト 57.0 丹内祐次 158.3
3枠5番 レディネス 57.0 横山典弘 39.5
3枠6番 ファンダム 57.0 北村宏司 8.9
4枠7番 ミュージアムマイル 57.0 D.レーン 7.7
4枠8番 エムズ 57.0 戸崎圭太 41.6
5枠9番 ジョバンニ 57.0 松山弘平 12.6
5枠10番 トッピボーン 57.0 岩田望来 82.4
6枠11番 ニシノエージェント 57.0 津村明秀 125.1
6枠12番 カラマティアノス 57.0 池添謙一 80.4
7枠13番 クロワデュノール 57.0 北村友一 2.5
7枠14番 ホウオウアートマン 57.0 田辺裕信 158.8
7枠15番 ファウストラーゼン 57.0 M.デムーロ 43.3
8枠16番 ファイアンクランツ 57.0 佐々木大輔 67.9
8枠17番 マスカレードボール 57.0 坂井瑠星 6.7
8枠18番 サトノシャイニング 57.0 武豊 11.8
