第60回共同通信杯 3歳オープン(国際)(特指)馬齢 (G3・東京芝1800m)
共同通信杯は、近年だけ見ても皐月賞馬エフフォーリアやジャスティンミラノ、のちに大舞台を制したマスカレードボール級の存在を送り出してきた“THE 出世レース”。少頭数になりやすい一方で、勝ち馬の質が高いのは偶然ではありません。東京コースらしい瞬発力勝負に見えて、実は「先行力+速い上がり」を両立できる総合力が強く問われる舞台で、紛れが起きにくい=能力が結果に直結しやすいレースだからです。

出世レースの異名は伊達じゃない!過去の活躍馬たち
東京芝1800mで行われる共同通信杯(G3)は、競馬ファンの間で「出世レース」として広く知られています。
過去5年の勝ち馬を振り返ると、皐月賞馬エフフォーリア、同じく皐月賞を制したジャスティンミラノ、さらには天皇賞馬マスカレードボールなど、錚々たる顔ぶれが並びます。例年少頭数ながら、これほど活躍馬を輩出し続けているのは驚異的と言えるでしょう。
なぜ共同通信杯は実力が反映されやすいのか
このレースが出世レースたる所以は、コース特性にあります。
東京芝1800mという舞台は、単純な先行力だけでは通用しません。速い上がりを繰り出せる総合力が問われるため、「紛れ」が起きにくく、能力がそのまま結果に直結しやすいのです。だからこそ、ここで好走した馬が後のG1戦線で活躍するケースが多いわけです。
データが示す好走条件|4コーナー5番手以内が鍵
予想において注目すべきポイントは「4コーナーでの位置取り」です。
過去5年の4角5番手以内の成績
- 成績:5勝-5連対-2着3着-15着外
- 複勝率:44.4%
特筆すべきは、過去5年の連対馬がすべて4コーナーで5番手以内に位置していた点。東京コースとはいえ、後方一気では連対まで届きにくい傾向が明確に出ています。
穴党必見!人気薄の好走パターン
興味深いのは、人気薄で馬券に絡んだ馬たちのコーナー通過順です。
- 2024年 パワーホール(9人気3着):1-1-1
- 2023年 タッチウッド(5人気2着):5-1-1
- 2022年 ビーアストニッシド(8人気3着):1-1-1
いずれも前で運んだ馬ばかり。逃げ・先行タイプの粘り込みが、波乱の演出者となっているのです。
今年の注目伏兵|ガリレアの激走に期待
今年の出走馬で、このパターンに合致するのがガリレアです。
スタートセンスに優れ、これまでの4戦すべてで積極策を採用。前走は展開が向かず大敗しましたが、例年スローペースになりやすい共同通信杯なら見直す余地は十分にあります。
3枠という先手を主張しやすい枠順も追い風。2走前のサウジアラビアRCでは、先行しながら直線で進路を切り替えて再加速する器用さも披露しました。逃げ一辺倒ではない柔軟性は大きな武器となるでしょう。

ガリレア https://www.keibalab.jp/db/horse/2023100681/photo.html
まとめ|主役候補と伏兵、両方に目を向けよう
共同通信杯は「主役発掘」の舞台でありながら、馬券的には「前で粘る伏兵」が光るレース。4角5番手以内に入れるか、そしてそこで脚を残せるか。この一点を軸に組み立てれば、能力比較と妙味の両方を取りにいけます。主役候補の強さを見極めつつ、その陰で一発を狙う伏兵にも、今年はしっかり目を向けたいところです。
データに裏打ちされた穴馬候補が、あなたの馬券を輝かせるかもしれません。
