◆第20回キーンランドカップ・G3(8月24日、札幌・芝1200メートル、良=1着馬にスプリンターズS優先出走権)
サマースプリントシリーズ第5戦のキーンランドCは、3歳マイル王パンジャタワーが2連勝を達成。前走のNHKマイルカップに続く連勝とし、通算重賞3勝目を挙げました。
このレースは層の厚い16頭立てで繰り広げられ、豪華な顔ぶれの中でもパンジャタワーの力は一枚上でした。鞍上は信頼の松山弘平騎手。父タワーオブロンドン譲りの切れ味としなやかな末脚で、最後の直線では他馬をしっかりと突き放す会心のゴール。勝ち時計は1分8秒2という好タイムでした。
2着には4番人気のペアポルックス(松若風馬騎手)、3着には3番人気のカルプスペルシュ(横山武史騎手)が続きましたが、この勝負所でパンジャタワーの伸びが際立ったのは明らかです。松山騎手もこの勝利でJRA全10場制覇という偉業を成し遂げ、名実ともにトップジョッキーの仲間入りです。
何よりも今回の勝利で注目したいのは、パンジャタワー陣営が秋の大目標としている、オーストラリア・ランドウィック競馬場で開催される「ゴールデンイーグル」(1着賞金なんと約5億円)へ向けて、絶好のスタートを切ったという点です。3歳にして重賞3勝を積み、マイル路線の新王者として国内外からますます注目を集めることでしょう。
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近年、海外遠征に挑戦する日本馬は増えており、パンジャタワーもその期待を一身に背負っています。父タワーオブロンドン譲りのスピードと底力、そして松山騎手との抜群のコンビネーションがあれば、異国の地でも大仕事を成し遂げてくれるのではと夢が広がります。
パンジャタワーがどこまで進化していくのか、秋のゴールデンイーグルで日本競馬のレベルの高さを示せるのか。これからの動向から目が離せません。3歳マイル王パンジャタワーの快進撃に引き続き注目していきましょう!
パンジャタワー(画像は競馬ラボより引用)