Windows 11で突然「起動しない」「自動修復ループから抜け出せない」といったトラブルに遭うと、復旧メディア作成やコマンド操作が必要になりがちです。そこで注目したいのが、Windows 11起動不能を自動で治すクイックマシンリカバリー(QMR)。QMR(Quick Machine Recovery)は、PCが正常起動できない状況でも回復環境からネットワーク経由で修復を試みる、Windows 11の新しい自動復旧機能です。

Windows 11に搭載された「救世主」機能をご存じですか?
パソコンが突然起動しなくなった経験はありませんか?ブルースクリーンが表示されたまま動かない、再起動を繰り返すだけで先に進まない——こうしたトラブルは、多くのユーザーにとって悪夢のような体験です。
しかし、Windows 11 バージョン24H2以降に搭載されたクイックマシンリカバリー(QMR)を有効にしておけば、そんな緊急事態でもPCが自動で復旧を試みてくれます。
クイックマシンリカバリー(QMR)とは?
クイックマシンリカバリーは、PCが正常に起動できなくなった際に、ネットワーク経由で自動的に修復を行う機能です。クラウドベースの自動回復機能とも呼ばれています。
従来のスタートアップ修復と異なり、Windows Updateから最新の修正プログラムを直接取得して適用できる点が画期的です。
主な特徴
| 機能 | 内容 |
|---|---|
| クラウド修復 | Windows回復環境(WinRE)からインターネットに接続し、最適な解決策をダウンロード |
| 自動化 | 複雑なコマンド操作やリカバリディスク不要で重大なエラーを自動修復 |
| リモート復旧 | IT管理者が遠隔からデバイスを修復可能(法人向け) |
今すぐ有効にすべき3つの理由
1. 専門知識が不要 従来はコマンドプロンプトでの操作やリカバリメディアの作成が必要でした。QMRならすべて自動で完了します。
2. 最新の修正プログラムを適用 クラウドから最新のパッチを取得するため、既知の問題に対して最も効果的な修復が可能です。
3. 大規模障害時の保険になる 過去に発生したCrowdStrike障害のような事態でも、迅速な復旧が期待できます。
クイックマシンリカバリーの設定方法
QMRは Windows 11 バージョン 24H2以降で提供される機能です。利用できる環境なら、次の場所からオンにできます。
「設定」>「システム」>「回復」>「クイックマシンリカバリー」:オン
- 「設定」を開く(Windowsキー + I)
- 「システム」をクリック
- 「回復」を選択
- 「クイックマシンリカバリー」のトグルをオンにする
たったこれだけで、万が一の起動不能トラブルに備えられます。
起動不能時にクラウド修復を使うため、ネットワーク接続が重要になります。可能なら普段からWi‑Fiや有線が安定している環境で使い、社内PCならポリシー面(通信許可、更新経路)も確認しておくのがおすすめです。
利用条件と注意点
- 対応OS: Windows 11 バージョン24H2以降
- 対応エディション: Pro、Homeなど各エディションで順次提供
- 必要条件: 復旧時にネットワーク接続が必要
まとめ:設定は「今すぐ」がベスト
クイックマシンリカバリー(QMR)は、Windows 11起動不能時の強力な味方です。トラブルが起きてからでは遅いため、初期化や修理に進む前の“自動復旧の切り札”として、PCが正常に動作している今のうちに使える環境なら早めに有効化しておきましょう。
