25日に東京競馬場で開催されるオークスの枠順が決定しました。”桜花賞馬”として注目されているエンブロイダリーは5枠9番に配置され、2歳女王としての実力を誇るアルマヴェローチェは1枠1番に入りました。この両馬がオークスでも名勝負を演じることが期待されており、多くの競馬ファンの注目を集めています。
枠順における有利不利を過去10年のデータで見ると、内枠(1~4枠)と外枠(5~8枠)の間で顕著な差は見られません。ただし、最内の1枠に関しては、過去10年で【1-3-2-14】という高い複勝率30.0%の実績を誇っており、アルマヴェローチェには注目が集まります。一方でエンブロイダリーの入った5枠は、特に有利なデータはありませんが、実力馬であることに変わりはないため、期待がかかります。

オークスの特徴として、過去10年の結果から1~3番人気の馬しか勝利していないことが挙げられます。しかし、近年のオークスでは波乱が見られることがあり、特に21年には16番人気のハギノピリナが3着に入り、大波乱となりました。このため、伏兵馬にも注意を払うことが重要です。
伏兵馬を探す上でのポイントとして、「脚質」と「馬体重」を組み合わせて見ていきましょう。過去10年のオークスで先行馬の馬体重別成績を見ると、460~479キロの馬が複勝率33.3%と好成績を出しています。先行力と適度な馬体重が好走条件になることが浮き彫りになっています。
【PR】DMM.com証券の新規アカウント登録のお申込みはこちら
具体的に今年のオークスで「伏兵馬」として注目したいのが、馬体重460~479キロに該当し、先行力を持つ馬です。なかでも前走のフラワーCで道中2番手から抜け出し見事に勝利したレーゼドラマが要注目です。同馬は馬体重の面で理想的な範囲に位置し、先行力も証明されていることから、オークスでの好走が期待されます。
レーゼドラマ(写真は競馬ラボ)
最後に、今年のオークスを制するのはどの馬になるのか、桜花賞馬エンブロイダリーと2歳女王アルマヴェローチェの一騎打ちか、それとも伏兵馬の台頭があるのか。競馬の醍醐味を味わえるこのレースを、あなたも楽しみに観戦してはいかがでしょうか。オークスならではのドラマティックな展開に、期待が膨らみます。
枠順は以下のとうり。
★オークス・枠順と騎手★
1枠1番 アルマヴェローチェ 岩田望
1枠2番 レーヴドロペラ 大野
2枠3番 パラディレーヌ 丹内
2枠4番 アイサンサン 北村宏
3枠5番 リンクスティップ Mデムーロ
3枠6番 ビップデイジー 幸
4枠7番 レーゼドラマ 坂井
4枠8番 サタデーサンライズ 田辺
5枠9番 エンブロイダリー ルメール
5枠10番 タイセイプランセス 石橋
6枠11番 ウィルサヴァイブ 団野
6枠12番 ブラウンラチェット レーン
7枠13番 タガノアビー 藤岡佑
7枠14番 サヴォンリンナ 北村友
7枠15番 カムニャック シュタルケ
8枠16番 ゴーソーファー 津村
8枠17番 ケリフレッドアスク ディー
8枠18番 エリカエクスプレス 戸崎圭
※負担重量は全馬55キロ